ブロッコリー農家の年収はいくら?年収1000万円を目指す方法も!

ブロッコリー農家の年収はいくら?年収1000万円を目指す方法も!

ブロッコリー農家って儲かると耳にしたけど
実際リアルな年収はどのくらいだろう?

ブロッコリー専業で高年収農家になれるって本当?

んな疑問を抱える方へ、この記事では農林水産省のデータを元に、ブロッコリー農家の年収・売上を公開します!

また記事後半では、2021年現在「ブロッコリー専業でお金持ちを目指すべきか」なども理解できますよ。

ブロッコリー農家のリアルな年収って?

ブロッコリー農家のお金事情

いきなり結論です。

ブロッコリーの平均収入は
10aあたり 売上51万円・年収13万円
100aだと 売上510万円・年収130万円

 

詳しい数値を見てみましょう! 興味がある方のみどうぞ。

まずは、ブロッコリー大産地の香川県公表のブロッコリーの経営指標です。

経営指標では120aでブロッコリー栽培をする個別農家のモデルが紹介されています。

 10aあたり120a の農家の例
農業粗収益(売上)  【万円】51.3616
農業経営費(経費)  【万円】38.5462
農業所得(年収)     【万円】12.8154

所得率:25%
単価:475円/kg
販売量:1,080kg(10aあたり)

出典:香川県 農業経営指標

続いて、新しめのデータ。群馬県が公表するブロッコリーの経営指標です。
10aあたりの数値データです。

 春どりブロッコリー秋冬どりブロッコリー
農業粗収益(売上)  【万円】31.032.9
農業経営費(経費)  【万円】20.218.8
農業所得(年収)     【万円】10.814.1
所得率                    【%】34.943.0
時給                       【円/時間】7262,881
単価                       【円/kg】258274

販売量:1,200kg

出典:ぐんまアグリネット「R2農業経営指標」

10aあたりの収入低め。冬どりが高収入。

ブロッコリー農家の特徴 

ブロッコリー農家のリアルな年収って?

ブロッコリーの特徴
・栽培にかかる負担が少ない
・収量が安定している
・取引額は下落傾向

ブロッコリーは冬の作物なので、その時期は虫も湧きにくく、比較的負担が少なめの作物です。

 

そして、近年、日本全体でお米が余っており、米の代わりに別の作物を育てるという傾向があります。

そんなお米の代わりとして転作されやすいのがブロッコリー。田んぼを転用しやすく、露地栽培の野菜の中でも収量が安定しており、収益予測を立てやすい作物なんですよね。

 

さらに、近年の健康・美容ブームに乗じ、ビタミンCが豊富なブロッコリーの需要が伸び続けています

「お肌にいいブロッコリー」「若返りにはブロッコリー」「喫煙者こそブロッコリー」といったフレーズをよく目にしますね✨

 

収穫量の推移を見ると、82,900t(2000年)→169,500t(2020年)(2倍に!)

その反面、生産が過剰になりがちな側面もあり、価格も緩やかに下落傾向にあります。

ブロッコリー農家のリアルな生活をのぞいてみたい♩

ブロッコリー農家のリアルな生活をのぞきたいという方はこちらの動画が参考になりますよ♩

ブロッコリー農家さんのリアルな仕事風景がわかります!

ブロッコリー農家が多い地域とは? 【研修で行くべき地域】

ブロッコリー農家のリアルな年収って?
もともと涼しい気候が好きなブロッコリー。

あたたかい気候でも栽培できる品種も普及したので、産地は全国的に広く分布しています。

順位都道府県収穫量(t)割合(%)
1北海道28,00016
2埼玉県16,1009.2
3香川県15,7009.2
4愛知県15,7009.0
5徳島県11,3006.5

出典:農林水産省「作況調査」令和2年産

新規就農しようと考えている人は、作物を選ぶ→大産地を選ぶ」あるいは「場所を選ぶ→特産品を選ぶ」という方法が一番成功確率が高くて無難です

というのも、その土地の特産品であれば、受け入れ体制が整っていたり、サポートや施設が充実していたり、高い栽培技術を有している人が集まっており技術を身につけやすいためです。

というわけで、ブロッコリー農家の元に研修に行くなら北海道や埼玉・香川・愛知あたりがおすすめです。

「ブロッコリー専業でお金持ちを目指す!」は非推奨?

気になるお金事情
まず、ブロッコリーで高年収を狙うには、以下の2点が重要です。

・秋冬どり品種の栽培
・大規模化

ところで、ブロッコリー単独で年収1000万を目指すには、どのくらいの栽培面積が必要でしょうか?

記事冒頭の例では、10aで年収13万なので、単純計算で約7.7ha必要です。

正直この数値だと結構な規模になるので、栽培できる農家は限られますね。

 

また、先に触れたように単価も低下傾向にあることも考慮すると、今からブロッコリー専業になるというのは非推奨のような気がします。

ただ一方で、ブロッコリーは安定した収量は取れやすい作物なので、他の作物と組み合わせて栽培するのはおすすめです。

おまけ①:スティックセニョール(茎ブロッコリー)のEC販売はありかもという話

アスパラガスのような触感でブロッコリーよりも癖がなく食べやすいお味。

まだまだ知名度は高くありませんが、子供や健康に気遣う女性に徐々に人気が出始めているそう!

産直ECの食べチョクでは1kg1,300〜1,900円で販売されていますよ。

おまけ②:ブロッコリーの成分に注目した商品は需要アリ

近年、健康に対する意識が高い方が増えてきており、ブロッコリーの成分「スルフォラファン」に注目した商品が生まれております。

このような商品を考案してみるのもアリかもしれません。

▶︎「北海道足寄町自社農園の農家が作ったブロッコリースプラウトパウダー」を見てみる

▶︎「管理栄養士監修サプリメント」を見てみる

↑こちらは特にamazonでの評価が高いので、一見の価値ありです。

 

 

▶︎作物別の年収情報はこちら

 

こちらの記事では、儲かる作物について詳しく紹介していますよ。

農家全般の年収や手取りについてのまとめ記事はこちら。

農家になりたいと考えている方はこちら!

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