農家さんって意外にも休みが多い仕事なんですよ〜!
いやいや、そんなことないでしょ!と突っ込まれることでしょう。
世間では農家は休めない、旅行なんてもってのほかだ!という声もあります。
ですが、年120日以上休める農家さん、実は多いんですよ。
120日という数字は、俗に言うホワイト企業と同じぐらい休めるということ。結構余裕のある職種ということが分かりますよね!
この記事では、なぜ農家さんは休みが多いのか、その理由を述べていこうと思います!
※なお、今回の記事内容はあくまでも一例です。努力家の農家さん、新規就農の農家さん、休みなく働くという経営方針の農家さんもいらっしゃいます。
農家の年間スケジュール
まずは農家さんの年間スケジュールを見ていきましょう!
農家といっても種類は様々ありますが、今回は米農家を例に見ていきます。
3月〜4月 | 田植えの準備、育苗など |
5月〜6月 | 田植え、田んぼの管理、中干し |
7月〜8月 | 草刈り、雑草処理 |
9月〜10月 | 収穫、出荷 |
11月〜2月 | 土づくり、営業、来年度の準備 |
米農家は表を見ての通り、夏場が繁忙期。夏場に限っては毎日やることが多く、休みがなかなか取れないです。
ですが、反対に冬の時期に注目してみましょう。冬の時期、11月から3月に至るまで米農家さんは農閑期に入ります。
農閑期とは、仕事の量が減って、余裕ができる時期のこと。完全に休むというわけではありませんが、ほとんどがお休みになります。
どうでしょう?
扱う作物によって多少変化はありますが、やっぱり農家さんって結構休みが取れるって思いますよね!
農家の休みが多い3つの理由
農家さんの休みが多いことがわかりましたが、一体なぜ休みが多いのか不思議ですよね。
ですが、あなたもその理由を知れば必ず納得するはず。
早速、農家は休みが多い理由に迫りましょう!!
休みが多い理由 ①農家の仕事は短期集中型だから
作物ってそれぞれ実がなるシーズンがありますよね。
お米や夏野菜などの作物であれば、真夏が勝負の時。忙しくなりますが、一年の収入を一気に稼ぐわけです。
冬野菜はその反対。冬場が1番仕事をする時期になります。
つまり、農家は短期間で集中して稼ぐのです。期間が過ぎれば、あとはお休みとなります。
結果として休みの日が、かなり多くなります!先程の年間スケジュールのようになるわけです。
実際の農家さんの意見もご紹介しますね✨
農家は休みがないって思われるし、そう言う書き込みだけど、実際は休む農家は多いのでお間違えなく。
— とっしー (@act_toshi) October 10, 2020
閑散期を作って2ヶ月間OFFって農家も知ってる。(あまりに暇だから仕事入れようとしたら奥さんにダメって言われたらしい)
遊ぶ時間をたくさんとりたいがために農家になったので3月末まで遊び呆けられんのすごく嬉しい。年寄り連中も老い先短いんだからもっと遊べ、な?
— りん🍇農家始めたよ@元化粧品カウンターのおねえさん (@79nLTTt56MmXFXG) November 9, 2021
休みが多い理由 ②農家は柔軟に休めるから
農家さん仕事するか休むのかを柔軟に決められます。
例えば、雨の日!
外で作業する農家さんは、基本的に雨の日が休みになります。
今日は雨。週明けからはお盆に向けてノンストップで蓮の花の出荷なので、伸び伸びと休む!雨だと、心置きなく休める(農家あるある?)#休息も仕事 #田島蓮園
— 田島蓮園 (@tajimahasuen) July 24, 2020
また、仕事の量を調節して休みを取ることも可能です。
「金曜は休みたいから、今週前半は余計に頑張ろう!!」という感じですね!
仕事の量をズラして、仕事がない日を意図的に作っているわけですね〜。
農家さんは、仕事がある時期は一気に働く。ない時はしっかり休む。一見当たり前に見えますが、普通のサラリーマンじゃ出来ないこと。
農家さんだからこそ、柔軟に休みの日を取れるんです!
休みが多い理由 ③農家は働き方を選べるから
農家さんが休みが多いのは、自分で働き方を選べるからというのも理由の一つになるでしょう。
農家さんは、追求すればどこまでも仕事ができる仕事。
- もっとおいしくしたい!
- もっとたくさん作りたい!
まるで、”どうぶつの森”のように、やればやるほど沢山やりたいことが出てきてしまいます(笑)
週休2日のように明確な休みの日がないので、夢中になると休むのを忘れるなんてこともあります!(ただ、自分で進んでやっていることなので、辛いという感情はありません。)
なので、稼ぎもほどほどにして、休みもしっかり取るために、農家さんは以下のような工夫をして働き方を選んでいます。
- ワークライフバランスを重視して、短期集中型の作物を扱う。(ビニールハウスは導入しない)
- 無限に湧く仕事も、ほどほどの対処で留めておく(キリがない)
- のんびり働ける時間はのんびりする(おしゃべりしながらとかですね)
もちろん、稼ぎを重視する農家さんに限っては当てはまりません。ビニールハウスを導入して、一年中稼げるようにしたり、より高い品質に仕上げて高単価で販売したりします。
各農家ごとに理想の働き方は様々です。自分に合った仕事量になるよううまく調節していますよ。
「お母さんなんて、いつも仕事で、遊んでくれないじゃないか!」と、4才息子に言われてしまい…😭
— パフまりこ🌾ライス魔法使い/稲作本店 創業者/米農家 (@farm1739) June 6, 2021
休みをつくり、近所の公園で一日遊んできました🙌
目立つ遊具は無いんですが、凄く楽しかったようで
子供と遊ぶ時間って重要だなと改めて🥺
繁忙期でも時間は作れるはず。
組立てって大事ですよね🥺 pic.twitter.com/iGXHROx89L
まとめ
農家さんは、なかなか休めない仕事で、キツイのでは…?
あなたもそう思っていたのではないでしょうか?
頑張り屋さんが多く、休みなく働く農家さんも多くいらっしゃるも事実ですが、個人事業主という点で結構融通が効く職業でもあります。
自分のペースで休日をコントロールできるところが魅力の1つです。
もし農家に興味があるならば、あなたも色んな農家さんのところを訪問してみるのはいかがでしょうか?