手軽に食べられるミニトマトはカロリー・糖質共に低く、栄養価の高い食材です。
特にアイコという品種はミニトマトの中でも旨味成分のグルタミン酸を豊富に含んでおり、抗酸化物質“リコピン”はミニトマトのなんと2倍!
ビタミンCやカロチンも一般的なトマトより多く、カルシウム、カリウムなどのミネラル、食物繊維、ビタミンEも豊富で栄養満点なんです♪
今回は生食はもちろん、加熱調理にも向いているミニトマト(アイコ)の、素材の味を生かした農家直伝レシピを3つご紹介いたします♪
ミニトマト絶品レシピ①:アイコとツナのだしマリネ
火を使わずとても簡単にできるので、あと一品欲しい時にささっと簡単に作れます。
冷やして食べると味が馴染んで美味しくなりますので、食べる前にしっかり冷やしておくとgood!
ー材料ー
・アイコ 10個(100gくらい)
・ツナ缶 1缶
・かいわれ、ブロッコリースプラウトなど(飾り用)
★・白だし 小さじ½
★・オリーブオイル 小さじ½
★・レモン汁 小さじ⅓
★・酢 小さじ⅓
★・砂糖 2つまみ
(★は全て混ぜ合わせておく)
ー作り方ー
①アイコを半分にカットする
②ボウルにカットしたアイコ、ツナを1缶をオイルごと入れ、★も入れよく混ぜ合わせる
かいわれや、ブロッコリースプラウトなどを添えるとオシャレに魅せられます♩
ミニトマトは加熱調理するといいことが!
ところでミニトマトの加熱調理したことはありますか?
ついつい生で食べてしまいますが、実は加熱調理をすることでミニトマトは更に美味しくなるんです♩
これは決してトマト農家の直感ではなくて、トマトの旨味成分「グルタミン酸」が加熱調理により増加するからなんです。
しかも美味しいだけでなく、栄養的にも嬉しいことが!
赤いトマトにたくさん含まれている「リコピン」には抗酸化作用があり、疲労回復や美肌などに効果があると言われていますが、実は加熱調理をすることでリコピンの吸収率が大幅アップします。
さて、お次のレシピ2・レシピ3はミニトマトの加熱レシピになりますよ。
ミニトマト絶品レシピ②:アイコと丸ごとカマンベールチーズのアヒージョ
簡単なのに映えるので、パーティーなどのイベントや、キャンプ飯としてもおすすめです!
さらに、柔らかくなったアイコを少し潰してカマンベールチーズと一緒にバケットに乗せれば、イタリア料理の前菜メニュー”ブルスケッタ”に早変わり!
ー材料ー
・アイコ お好みの量
・オリーブオイル 50ml〜100ml
・カマンベールチーズ 1個
・アンチョビヒレ 1〜2枚
・ニンニク 1かけ
・塩 1つまみ
・ブラックペッパー適量
・タイム少々(あれば)
ー作り方ー
①カマンベールチーズは常温に戻し、十字に切り込みを入れておく
②ニンニクは芯を取り除きみじん切りに。(芯は焦げやすいのでとってくださいね)
③スキレットにオリーブオイルとニンニク、刻んだアンチョビ、タイムを入れ、弱火で温める
④ニンニクが薄く色付き香りが立ってきたら塩を入れる
⑤中心にカマンベールチーズを入れ、まわりにアイコを並べる
⑤ブラックペッパーをかけて、完成です♪
バケットに乗せて食べるのはもちろん、アイコをディップしてチーズフォンデュぽく食べても美味しいです♪
ミニトマト絶品レシピ③:アイコのベーコン巻き
最後は、洗い物が少ない簡単レシピです!
トマトの甘みとベーコンの塩気が絶妙で子供から大人まで大人気のメニューです♪
ー材料ー
・アイコ 12個
・ベーコン 4枚
・スライスチーズ 2枚
・ブラックペッパー 適量
ー作り方ー
①アイコにベーコンを巻き、竹串に刺します
②スライスチーズを乗せトースターで約5分間焼く
③美味しそうに焼けたら、軽くブラックペッパーをふって完成です♪
ベーコンとチーズに充分塩気があるので、ブラックペッパーはお好みで。
チーズがなければベーコンだけでも美味しいです♪
明日から使えるミニトマト雑学♩
最後に、明日から使えるミニトマト雑学を1つ(いや多分使えない)。
ミニトマトはもともとアメリカで機内食用に作られていたもので、当時ミニトマトを食べることができるのは飛行機に乗った時だけでした。
カットせずそのまま料理に使え、彩りとして乗せられるという利点を活かし、海外の航空会社ではミニトマトが日本で一般的になる以前からよく使われていました。
搭乗時にこの機内食に感動した日本人の農業関係者が日本に持ち帰って栽培したのがミニトマトが普及した始まりだと言われています。
それまでは大きなトマトが主流だったので、こんなに小さなトマトを初めて見た人はびっくりしたことでしょう。
それから見た目の可愛らしさと食べやすさから評判を呼び、1970年後半頃から日本全国に普及していき今に至ります。
日本でミニトマトが食べられるようになってからまだ50年ほどしか経っていないのにも関わらず、今や栽培されている品種は200種とも言われています。
品種によって酸味の強さや甘みの強さ、皮の厚みや水分量に差がありますので、自分のお気に入りのトマトを見つけてくださいね♪
おわりに
農家直伝のミニトマトレシピ3選はいかがでしたか?
トマトといえばやはり生でそのまま食べるイメージが強く、調理する方はまだまだ少ないのではないでしょうか?
でも実は、収穫されたトマトのほとんどが生で食べられている日本に対し、消費量の多い地中海の国ではトマトの大部分が加熱調理されています。
今日からあなたも「絶品!ミニトマトの加熱調理レシピ」を試してみてはいかがでしょうか?