【じゃがいもレシピ】農家のヨメが教える素材の味を活かしたレシピ3選

【じゃがいもレシピ】農家のヨメが教える素材の味を活かしたレシピ3選

季節を問わずスーパーで手に入る野菜「じゃがいも」。

炭水化物の塊だと思われがちですが、ビタミンやミネラルも多く、腹持ちもいい優秀な食材です。

今回は、管理栄養士の資格を持つ農家のヨメがおすすめする、じゃがいも料理のレシピをお伝えします。

じゃがいもの品種

じゃがいもには様々な品種があります。

男爵、メイクイーン、キタアカリが有名ですが、このほかにも数えきれないほどの品種があり、最近でも新品種がどんどんと登場しています。

王道以外でも有名な品種を少しご紹介。

インカのめざめ」は、ややねっとりした舌触りできめが細かい肉質が特徴的。小ぶりな芋が多くできる品種なので希少です。
レッドムーン」は赤い皮を持ちながら、中身は黄色。皮が薄く食べやすく、味は甘みがくて煮崩れしにくいじゃがいもです。
ノーザンルビー」は皮も中身も明るいピンク色。加熱してもきれいなピンクは料理に色どりを与えてくれます。
シャドークイーン」は紫色のじゃがいもです。皮が黒っぽく見えますが、皮も中身も濃い紫色で、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールが多く含まれます。

じゃがいもが含む栄養素

じゃがいもは100gで76kcal、炭水化物量は17.6g、食物繊維は1.3g、「炭水化物ー食物繊維」で求められる糖質量は16.3gです。

ビタミンCは100g中に35㎎。むくみを解消する働きを持つカリウムも豊富です。

ビタミンCは加熱に弱いビタミンですが、じゃがいもが含むビタミンCはでんぷん質に守られており加熱にも強いことが特徴です。

また、じゃがいもの皮には食物繊維が多く、抗酸化作用があるポリフェノールも含みます。栄養素を無駄なく摂取したいのであれば、皮ごとじゃがいもを召し上がってくださいね

じゃがいもの農家レシピ3選

それでは、農家のヨメが日ごろ作っているじゃがいも料理の作り方を紹介します。

どの料理もアレンジ次第で様々な味を楽しめますよ♩

農家レシピ①:じゃがバターパーティー!

農家レシピ①:じゃがバターパーティー!

じゃがいもといえばやっぱり「じゃがバター」。

「え?ただじゃがいもを蒸かしてバターを乗せるだけでしょ?」と思ったかもしれません。

じゃがバターにチョイ足しするだけでさらにおいしくなるプラスアルファの食べ方をお伝えします。

材料(2人前)

じゃがいも中 2個
バター2かけら
お好みのトッピング後述

レシピ

1. じゃがいもを皮ごと良く洗い、蒸し器で約20分間蒸すか、電子レンジで加熱する。
レンジ加熱の場合、皮ごと耐熱皿に置き、上半分に十字に切り込みを入れ、ラップをピッタリとかぶせて500~600wのレンジで6分間加熱。串や箸を差し、中心まで火が通っていればOK。

2. 加熱後、軽くじゃがいもを開いたらバターを乗せる。

3. 北海道民でもある私のおすすめトッピングは、いかの塩辛たらこ海苔の佃煮山わさび味噌三升漬け(さんじょうづけ)。ぜひお試しあれ!

農家レシピ②:ノリじゃがグリル

農家レシピ②:ノリじゃがグリル

グリルで焼くことで、イモ本来の味を引き出すことができる1品です。
青のりをかけずに塩だけで味わうのも良し、ハーブソルトやガーリックソルトで味付けしてもおいしいです♪

材料(2人前)

じゃがいも中 2個
オリーブオイル小さじ2
4つまみ
青のり適量

 

レシピ

1. 皮をしっかり洗ったじゃがいもを一口大の乱切りにし、ボウルに入れてオリーブオイルをまぶす。

2. ホイルを敷いた魚焼きグリルかトースターにじゃがいもを入れ、こんがり色づいて火が通るまで15~20分間焼く。

3. 皿に取り出し、塩と青のりをまぶして完成。

農家レシピ③:じゃがいもニョッキ~トマトソース~

農家レシピ③:じゃがいもニョッキ~トマトソース~

生パスタのニョッキをじゃがいもから作ります。

「生パスタを手作り」と聞くと難しそうに感じますが、意外に簡単なんですよ。

じゃがいものビタミンやミネラルも摂取できるため、通常のパスタよりも栄養価が高いのもポイントです♩

材料(2人前)

じゃがいも中 2個
トマト缶300g
玉ねぎ1/4個
にんにく1片
強力粉80g
小さじ1/2
黒コショウ少々
オリーブオイル大さじ1

レシピ

1.フライパンにオリーブオイル、みじん切りにしたニンニク、玉ねぎを入れて中火で加熱しニンニクの香りが出るまで炒める。
トマト缶と塩、黒コショウを入れてカサが2/3程度になるまで5~7分間混ぜながら煮る。

2.ジャガイモの皮を剥いて2㎝角に切った後、蒸かすかレンジで加熱して柔らかくする(レンジの場合耐熱皿に入れてラップをし、600wで4分程加熱)。

3.ジャガイモが柔らかくなったら熱いうちにマッシャーでつぶし、強力粉と塩を加えてよくこねる。
直径1.5㎝のボール状に丸め、フォークを使ってまな板の上で軽くつぶしながら転がし、模様を付ける。

4.鍋にたっぷりのお湯を用意して3を中火で茹でる。
ニョッキが浮いてから2分経ったらザルにあげて水気を切る。
トマトソースに和えてから皿に盛り、仕上げにオリーブオイルや粉チーズをあしらう。

農家プチコラム:じゃがいもは箱入り娘♪

じゃがいもは光に当たると緑色に変色してしまいます。スーパーで袋入りで売られている最中にも、光に当たることで表面がやや緑色になってしまうことも…

実はこの緑色の部分には「ソラニン」という毒素が生成されます。じゃがいもが他の動物に食べられないようにする自己防衛のための毒なんです。

口にすると舌にピリリとした神経毒を感じ、飲み込んで胃まで到達してしまうと、吐き気や下痢などの食中毒症状が出てしまいます。

そのため、じゃがいもを購入する際は表面の色をしっかり確認し、保管する場合は袋から出して段ボールや紙袋の中に入れ、通気性が良いすずしい場所に保管しましょう♪

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、農家のヨメがおすすめするジャガイモ料理のレシピ3選をご紹介しました!

どれも簡単、かつ、自己流のアレンジをすることでレパートリーを増やすことができますよ。

じゃがいもの品種によって料理の出来上がりや味が大きく変わります。ぜひ品種による味の違いを楽しんでください♩

 

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