【きゅうりレシピ3選】農家特製のきゅうりのキューちゃんも

【きゅうりレシピ3選】農家特製のきゅうりのキューちゃんも

家庭菜園でも、夏になるとわんさか穫れるきゅうり。

とれたてのきゅうりは丸かじるするとみずみずしくて美味しいですよね♩

今回は農家のヨメであり、管理栄養士でもある筆者が、農家のきゅうりレシピや栄養価、ちょっとした調理のコツをお伝えします。

きゅうりの旬と種類

きゅうりは1年中スーパーで買うことができますが、夏野菜です。

冬より夏の方が値段も安く、口にする機会も多いですよね。

 

そんなきゅうりですが、実は「未熟」な果実部分を食べているということはご存知でしょうか?

家庭菜園で大きくなりすぎたきゅうりを見たことがある人は分かりますね。

実はきゅうりは熟しすぎると肥大して、種も実も硬くなって黄色くなってしまいます。

 

また、日本で主に栽培されているきゅうりは「白イボタイプ」と「黒イボタイプ」に分かれます。

白イボタイプの方が主流で、皮が薄く歯切れが良いのが特徴です。

黒イボタイプは皮が厚く緑色が濃いですが、味や食感が好みだというファンも根強いです。

きゅうりの栄養価

きゅうりは水分が95%と、野菜の中でもトップクラス!「カロリーが世界一少ない野菜」としてギネスブックにも載っています。

ですが、カリウムの含有量が100g中200㎎と多く、カリウムの働きにより体を冷やしたりむくみの解消に役立つ野菜なんです。

また、意外にもカルシウムが100g中26㎎、ビタミンCも100g中14㎎と微量ではありますが含まれています。「ほぼ水だから全く栄養が無い」という訳ではありません。

逆に、カリウムの多さとカロリーの低さから、お酒を飲むときのおつまみや、間食としてきゅうりを食べると体に不要な塩分や老廃物の排出に繋がりますよ♩

きゅうりを使った農家レシピ3選

それではいよいよ、農家がおすすめするキュウリを大量に食べられるレシピを3つ紹介します!

農家レシピ①:きゅうりのキューちゃん風漬物

農家レシピ①:きゅうりのキューちゃん風漬物

きゅうりのキューちゃんは、きゅうり料理で最も好きな人が多いレシピなのではないでしょうか?

食べ始めたら止まらない、パリッとした歯ごたえが楽しい醤油味の漬物です。

甘めの味付けで、食欲のない日でも食べられそうな味ですよ。

清潔な箸で取り分ければ2週間ほど美味しく食べられます。

材料(作りやすい量)

きゅうり500g(通常サイズ5本)
大さじ1
醤油1カップ
砂糖120g
みりん大さじ1
大さじ1と1/2

レシピ

1.きゅうりを洗い、5㎜の厚さの輪切りにする。塩を振り混ぜ合わせ、30分置いてから水分をしっかりと絞る。

2.生姜を千切りにし、調味料と一緒に鍋にいれて中火で加熱する。

3.煮立って砂糖が溶けたら火を止め、水分を搾ったきゅうりを入れる。冷めるまで4~5時間蓋をしないで放置。

4.きゅうりを出してから煮汁を中火にかけて沸騰させ、また火を止めてからきゅうりを入れ放置。冷めたら完成!

農家レシピ②:きゅうりたっぷり!豚キムチ炒め

農家レシピ②:きゅうりたっぷり!豚キムチ炒め

豚キムチをきゅうりを入れてボリュームアップ!

豚キムチというと塩分が多くなりがちな料理ですが、きゅうりのカリウムで罪悪感も減らします。

ワンポイントとして、そこまで火を通さないようにしましょう。火を止めたら和える程度でOK!
火を通しすぎるとキムチの乳酸菌の働きが弱まってしまいます。

材料(2人前)

きゅうり2本
豚薄切り肉200g
キムチ100g
ごま油大さじ1
白ごま大さじ1

レシピ

1.きゅうりを細長い乱切りにし、塩を小さじ1振っておく。

2.フライパンにごま油を入れて中火で熱し、豚肉を軽く炒める。色が変わってきたら強火にし、水分を搾ったきゅうりを入れてサッと炒める。

3.きゅうりが温まったら火を止め、キムチを入れて和え、皿に盛る。仕上げに白ごまを飾り完成。

農家レシピ③:蛇腹きゅうりとサーモンのコチュジャン和え

農家レシピ③:蛇腹きゅうりとサーモンのコチュジャン和え

材料(2人前)

きゅうり1本
サーモン100g
◯醤油小さじ2
◯コチュジャン小さじ2
◯ごま油小さじ2
◯砂糖小さじ1
◯白ごま小さじ1/2
◯おろしにんにく少々
糸唐辛子や海苔適量

レシピ

1.きゅうりは板ずりして蛇腹切りし、塩を少々振っておく。
(※板ずりと蛇腹切りについては後ほど!)

2.刺身に成っているサーモンを棒状に細長く切る。

3.蛇腹きゅうりの水分をぎゅっと絞り、1.5㎝感覚で切り離す。

4.○の材料とサーモン、キュウリを和えて皿に盛り、糸唐辛子や海苔を散らして完成。

きゅうりの下ごしらえ「板ずり」

レシピ中にも出てきた、きゅうり調理のワンポイントテクニック「板ずり」をご紹介!

板ずりとはまな板の上で塩を少量振り、押さえるように転がす下処理のことをいいますが、これによりきゅうりの色が鮮やかになるだけでなく、表面のイボが穫れて口当たりが良くなり美味しくなります♩

また、キュウリのアクと言われる「えぐみ」も軽減され、ちょっとしたひと手間できゅうりの味が引き立つんですよね。

「必ずするべき」というわけではありませんが、時間に余裕があるときにでも板ずりアリ/ナシで食べ比べてみてください。違いにきっと驚きますよ♩

きゅうりの切り方「蛇腹切り」を紹介!

きゅうりの切り方「蛇腹切り」を紹介!

きゅうりの切り方は料理によって様々。

今回はきゅうりのコチュジャン和えで「蛇腹切り」という切り方を紹介しました。蛇腹切りはきゅうり特有の切り方です。

蛇腹切りという名の由来は、切り込みを入れることで蛇のように伸びるようなきゅうりになるからです。

蛇腹きゅうりの切り方はきゅうりのへたを切り落とした後、菜箸で挟み込んで、1㎜の間隔で包丁で斜めに切り込みを入れていきます。この時、きゅうりを切り離さないように注意!

ひっくり返して裏面も同じ方向に斜めに切り込みを入れれば蛇腹切りとなります。

蛇腹切りにすることで、和え物の味が染み込みやすくなったり、高齢者でもきゅうりの皮が食べやすくなります

きゅうりの保存方法

きゅうりは水分が多い野菜であるため、乾燥が大敵です。

購入後は表面の乾燥を防ぐため、ポリ袋やラップで包み、冷蔵庫の野菜室で立てて保存すると良いです。

また、夏野菜は寒すぎると低温障害を起こします。

「野菜はとりあえず冷蔵庫に入れておけば大丈夫」と思っている人も多いと思いますが、キュウリやナス、トマトなどの夏野菜は10~15℃が適温。

冷蔵庫の中でも寒くなり過ぎない場所を選んであげるとより長持ちしますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、農家がおすすめするきゅうりのレシピを紹介しました。

他にも、きゅうりの旬や保存方法、面白い切り方「蛇腹切り」も解説しました。

いつも食べているきゅうりも、詳しく知ってみると新しい発見が様々あると思います。好きな野菜があれば、それについて深掘りしてみるのも面白いですよ。

 

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