簡単で絶品!ヤングコーンレシピ3選【農業女子/管理栄養士監修】

簡単で絶品!ヤングコーンレシピ3選【農業女子/管理栄養士監修】

ヤングコーンとは、とうもろこしが大きくなる前に収穫した「とうもろこしの子ども」

まさに文字通り「ヤングなコーン」です!

とうもろこしは1本の株に2〜3本の実をつけます。

ですが、大きくきれいなとうもろこしを収穫するために、早い段階で1本だけ残して他の実を取り除く必要があります。ここで収穫したものこそがヤングコーンなんです。

ヤングコーンは水煮の状態では通年手に入れることができますが、5〜7月の旬の時期には生のものが出回ります。収穫時期がとっても短いため貴重な野菜なんですよ

今回は、管理栄養士でもありヤングコーンを栽培している農家が、ヤングコーンで作る、おすすめの絶品レシピ3選をご紹介します。

「ひげ」も美味しく食べられるヤングコーン

初夏になると見かけるヤングコーン。どんな野菜?

実際に収穫したヤングコーン


新鮮なヤングコーンは生のまま食べることができ、シャキシャキした食感がやみつきになります。

そしてなんと、ひげの部分も柔らかく美味しく食べられます♪

トウモロコシのひげは漢方では「南蛮毛」とよばれ、薬膳として薬膳茶や薬膳料理の材料にも使われています。

捨てずに実と一緒に召し上がってみてくださいね。

ヤングコーン絶品レシピ①:ヤングコーンのグリル

ヤングコーン絶品レシピ①:ヤングコーンのグリル

生のヤングコーンが手に入ったら新鮮なうちにそのまま食べるのも良いですが、
加熱することでより甘味が引き立つグリルもおすすめ!

皮ごと焼くことで蒸し焼きのようになり、しっとりと焼くことができます。

材料はたったの3つで簡単!なのに抜群に美味しい、旬の時期ならではの一品です♩。

材料

ヤングコーン

オリーブオイル

作り方

① 内側の皮を2〜3枚残して皮をむく

② ひげの部分は焦げないようにアルミホイルで包む

③ トースターに入れて皮に焼き色がつくまで焼く

④ オリーブオイルと塩適量をかけて完成

ヤングコーン絶品レシピ②:ヤングコーンごはん

ヤングコーン絶品レシピ②:ヤングコーンごはん

ヤングコーンを輪切りにして、米と一緒に炊き込みます。

見た目も可愛く簡単に”ご馳走ご飯”の出来上がりです♪

ほんのりしたヤングコーンの甘味と濃厚なバターが絶品の組み合わせです!

ひげは茶色い部分以外は食べられますので、ぜひ一緒に入れて味わってみてください。

材料(2合分)

ヤングコーン 4本

米      2合

塩      小さじ1

作り方

① ヤングコーンは皮を取り除いて輪切りにし、ひげの部分はざく切りにする

② 炊飯器に米、①、塩小さじ1、炊飯器の分量通りの水を入れて炊く

おすすめアレンジ

炊き立てヤングコーンごはんの上にバターをひとかけのせ、しょうゆを少したらしてかつお節をふりかけます。

バターが自然にとろけ、バターと醤油の塩味とかつお節の旨味がヤングコーンの自然な甘さとマッチします♩

ヤングコーン絶品レシピ③:ヤングコーンの天ぷら

ヤングコーン絶品レシピ③:ヤングコーンの天ぷら

知る人ぞ知る、ヤングコーンの絶品料理。

サクサクの衣の秘密は「よく冷えた炭酸水」にあり!

衣の水の代わりに炭酸水を使うことで、炭酸水に含まれている二酸化炭素が一気に蒸発するためサクサクの食感になりますよ♪

ひげの部分はかき揚げのようになって美味しいので、皮をむく際はできるだけひげを残すようにしましょう。

材料(8本分)

ヤングコーン 8本

小麦粉    80g

炭酸水    100ml

油      適量

塩      適量

作り方

① ヤングコーンは皮をむく

② ボールに小麦粉80g、よく冷えた炭酸水100mlを入れて軽く混ぜ、①をつける

③ 180度の油で衣がカチっと固まるまで揚げて塩適量をつけていただく

ヤングコーンの栄養とは?【管理栄養士プチコラム】

ヤングコーンの栄養とは?【管理栄養士プチコラム】

ヤングコーンはとうもろこしより早い時期に収穫するため、全体的な栄養価はとうもろこしよりも低いです。

例えば、ヤングコーン100gあたりのエネルギーは29kcal、とうもろこし100gあたりのカロリーは89kcalです。また、脂質やたんぱく質といった体のエネルギー源になる栄養素も、とうもろこしのほうが多く含まれています。

しかし、葉酸はヤングコーン100gあたり110μg、とうもろこし95μgとヤングコーンのほうが多く含みます。

葉酸のはたらき

葉酸はビタミンの一種で、赤血球をつくる働きがあり、「造血のビタミン」とも言われており貧血予防に必要な栄養素です。

葉酸の推奨量は、日本人の食事摂取基準2020年版の、12歳以上の男女で240μg、妊娠・授乳婦の方はさらに付加量が設定されています。

また、胎児の正常な成長をサポートする働きから、女性は妊娠前から産後にかけて特に必要な栄養素です。

さらに、動脈硬化の予防も期待されており、女性に限らず全ての人に大切な栄養素です。

 

葉酸の吸収と代謝にはビタミンB6、ビタミンB2、ビタミンB12など色々な栄養素がかかわっています。

葉酸の多いものばかり摂取するのではなく、様々な食品をバランスよく摂取することが大切です。

 

 

1年の間でも短い期間しか味わえないレアな野菜「ヤングコーン」。

旬のヤングコーンには、水煮とはまた違った美味しさが詰まっています。

もしスーパーで見かけたら、今回紹介した絶品レシピを試してみてはいかがでしょうか?

それではまた!