なかなか手をつけてこなかったインスタ、はじめようかな。
上手くいっている例を知りたいな。
インスタと組み合わせることがネット販売の秘訣と耳にした。
インスタ運用のコツを知りたいな。
こんな農家さんのために、今回は「農家がインスタ運用で成功するコツ」を徹底解説します!
実際にインスタのフォロワー6000人超えで、数百人の農家アカウントを見てきたあぐりマッチ編集部が、今すぐ使える実践的なインスタ運用スキルを教えます。
インスタ集客による売上UPを実現させましょう♩
そもそも農業×インスタが流行している理由って?
女性中心に大人気のSNS「インスタグラム(Instagram)」。
最近では、農家さんが農園の販促のために導入する例が増えてきました。
というのも、実は農業はインスタとの相性が抜群なんです♩
それでは、農業×インスタが流行している理由3選を見ていきましょう!
理由1:ネットでの農産物購入者とインスタの利用者がマッチしている
ネットでの農産物購入者は20〜30代の女性が多いです。
一方、インスタはどうでしょう?
年代別利用率を見ると、20代が最も多く64%。10代:63.4%、30代:48.6%と続きます。
男女比で見ると男性31.9%、女性43.8%(引用:総務省「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」)。
このように、ネットで農産物を買ってくれる層とインスタの利用者はぴったりマッチしているんです。
日本のインスタ月間利用者数は3,300万人(2019年6月時点)。
日本の人口は1.2億人なので、4人に1人はインスタを使っているということになります。
理由2:お客さんとコミュニケーションが取れるから
インスタを運用していると、市場流通だけしているとなかなか聞けない「お客さんからの貴重な意見」をgetすることができます。
アドバイスから商品の改善へとつながったり、自分では気づかなかったお客が魅力に感じるポイントを理解することができます。
ここで「ただ投稿だけして商品ページにお客を流入させたい」という考えはインスタ運用ではNG。
営業と同じで、お客さんの話を聞いてあげる、リアクションすることによってお客さんからの好感度を上げ、はじめてファンにすることができるのです。
お客とのコミュニケーションを楽しみましょう♩
理由3:世界観を作り出せて、顧客のファン化がしやすいから
ネットショッピングのページとは異なり、日々の投稿により、自慢の農産物の見た目・こだわりをしっかり伝えられ、世界観を演出しやすいというのもインスタの大きな特徴。
世界観を作り出せるとどうなるかというと、あなたのことを好きなったファンがつきます。
そしてファン化すると「この農家さんは素敵だし安心できるな。この農家さんが作る作物を食べたいな」となるのが自然の流れです。
ファンが増えてきたな〜というところで、自分の商品ページへのリンクを投稿に混ぜることで、ファンからの商品購入が実現されます。
【真似したい!】インスタ運用がプロレベルの農家アカウント3選
インスタに挑戦したいけど、具体的なイメージが湧かないし投稿内容が思いつかないという方のために「インスタ運用がプロの農家アカウント」を紹介します。参考にしてくださいね♩
1. @toru_vege_style 鈴木農園 太っちゃん屋
無農薬と減農の混合栽培で多品目栽培を実践されている農家さんのアカウント。
笑顔がとても素敵で、思わず「この方のお野菜買いたいな」となってしまいます♩
お客様からの感謝コメントも投稿したり工夫されていますよ。
2. @fattoria_suzu すず農園∞さゆり
実際の農作業の風景をよく発信されています♩
とれたて野菜にかぶりつく様子など動画投稿もよくされており、等身大のさゆりさんに共感するファンは多いんです。
3. @kariyushi.suika かりゆしすいか🍉沖縄農家
冬にも食べられるスイカを作られているかりゆしすいかさん。
参加型のクイズも投稿に取り入れており、フォロワーとのコミュニケーションを密にとっていらっしゃいます。
初心者でも真似できるインスタの攻略テクニック5選【実践編】
さて、プロ農家のインスタアカウントを見てきましたが、
ここからは今日から使えるインスタ攻略スキルを解説していきます。
①写真にはこだわりまくろう
人は見た目が9割という話もあるように、インスタにおいて写真は特に重要です。
もう一度言います。インスタにおいてインスタにおいて写真は特に重要です。
人は、そこに写っている商品が良いものか・写っている人がいい人かどうかを無意識の内に判断します。
写真の一番のポイントは「シズル感のある綺麗な写真」を選ぶということです。
もっと噛み砕いていうと、
・水滴やリアルさが伝わって美味しそう
・高画質でくっきり写っている
・彩度高めで温かい印象を受ける
という写真です。
画像についてはプロ農家の投稿が参考になりますよ♩
②農作物だけでなくて人を出そう
実際にあぐりマッチのアカウントでは、必ず農家さんが写っている写真を投稿しています。
というのも最初期は農作物のみの投稿もしていたのですが、農家さんが写っている投稿に比べて反応率(いいね数・リーチ数)がよくありませんでした。
商品を売りたいと焦る気持ちもわかりますが、農園の代表や従業員、お子さんが作物と一緒に写っている写真・お客さんとの記念写真などを中心に投稿することが大事なんです。
③#(ハッシュタグ)には力を入れよう
#(ハッシュタグ)というのは、投稿につけることのできるタグです。
どういうわけか、他のインスタ攻略の記事では触れられていないのですがハッシュタグは重要です。
そもそもインスタの特徴なのですが、あなたをフォローしていない人は、タイムライン(投稿一覧)にはあなたの投稿は流れてきません。
では、あなたのフォロワーでないけど今後ファンになりうる人(潜在ファン)に対して投稿を届けるにはどうしたらいいのでしょう?
ここででてくるのが、ハッシュタグなんです。
あなたのファンになりそうな人が普段検索してそうな適切なハッシュタグをつけるのが大事です。
そして「実際にどんなハッシュタグを投稿につけるべきか?」の研究方法ですが、
そのハッシュタグがどのくらいメジャーなのかを調べるという方法が有力です。
例えば、あなたがいちご農家であれば、上の画像のように「いちご好き」と検索してみます。
すると「#いちご好き」というタグがついている投稿は世の中に12.3万件あって、「#いちご好きな人と繋がりたい」がついている投稿は3.1万件あるということがわかります。
なので、ここに表示されないような、例えば「#いちご好きの人集まれ」というタグよりも「#いちご好きな人と繋がりたい」というタグの方が検索される可能性があるということです。
また、他の農家アカウントがどんなハッシュタグをつけているのか研究するのも即効性がある方法です♩
④投稿時間は18時〜22時
当たり前のことですが、インスタを眺めている人が多い時間帯に投稿するのが一番効果があります。
特に21時ごろがユーザー数のピークになります。
⑤基本的に毎日投稿。少なくとも3日に1回の投稿
「単純接触効果」という用語があるように、人は接触回数が多ければ多いほどその対象を好きになります。
本気でインスタ運用で販路開拓をしたいというのであれば、基本的に毎日投稿。少なくとも3日に1回の投稿が必須です。
なお、「そんなに暇じゃない。農作業で時間的に厳しい」という人は予約投稿機能を活用したり、従業員の人に運用してもらうというのがおすすめです。
ちなみに運用する人を別に立てる場合、20~30代の女性に任せるのがベストです。ターゲットとする20~30代の女性の気持ちが一番わかるのは同じ性別・年齢層の人です。
もしかすると、インスタ運用はスマホで遊んでいるだけというイメージがある方もいるかもしれません。ですが、インスタ運用は営業や販促と同様です。当たり前ですが、運用してくれる人にはしっかりと対価を支払うことを忘れずに。