農家になるには、①農業法人に就職(雇用就農)・②個人事業主として起業・③実家の農業の後継ぎ、という3つの方法が主にあります。
今回は、①農業法人に就職(雇用就農)に必要なことを徹底解説します!
最後まで読むと、
・農業法人の中でもイケてる農業法人に就職する方法
・イケてる農業会社はどんな人材を求めているか
が理解できます。
安定した給料をもらいながら農業に携わりたい人、将来独立して農業法人を立ち上げたいスピリッツある人は必見の内容です♩
農業法人や日本農業の現状についてのお話
まずは、農業法人や日本の農業の現状についてのお話。
「知っているよ」という方はすっ飛ばしてOKです。
日本農業の現状を簡単にまとめるとこんな感じになります。
・農家が減少し続けている
・法人化や規模拡大をする経営体が増え続けている
・稼げる農家と稼げない農家に二極化してきている
実際に最新の農水省のデータを見てみると、
個人も法人も合わせた農業経営体数は、年々減少しています。
2010年:168万経営体
2020年:108万経営体
特に、小規模で売上高が低い農家か年々離農しているのが現状です。
一方で、法人化する農家や農業に参入する大手企業が年々増加しています。
2010年:11,829法人
2020年:19,550法人
平成28年の農地法改正により「農業生産法人」→「農地保有適格法人」と改称されました。
農業の現場では未だに「農業生産法人」と呼ばれることが多いです。
就職で探したい「イケてる農業法人」の特徴は?
・給与や福利厚生が優れている
・休日が多い
・1日の労働時間が適正
・機械化が進んでいる
・SNS(インスタ・YouTube)で高頻度に発信している
イケてる農業法人は総じて待遇が良いです。
トップに立つ人間が、人の定着率を高めることが大事だと考えており、さきがけて人に対してお金と時間を投下しています。
もちろん農業界もスマート農業の恩恵を受けて、今後は労働環境が整えられていくことでしょう。
ですが綺麗事抜きで言うと、給与は少なめ・労働時間が長いという農業経営体が多いのです。
イケてる農業会社が求める人材とは?就活で活用できる!
イケてる農業会社はどんな人材を求めているでしょうか?
農業経験が豊富にある人でしょうか?
もちろん農業経験を重視する農業法人も多いです。しかしイケてる農業会社では農業経験はさほど重視されません。
イケてる農業会社が求めているのは以下の特徴を持った人材です。
・チームプレーができる人
・レスポンスが早い人
・コミットできる人
・数字に強い人
・農業をビジネスとして取り組みたい人
前半はどんな業界の会社でも求められる人物像ですよね。
特に注目したいのが「農業をビジネスとして取り組みたい人」。
「以前の会社で◯◯を頑張ってきました。農業に関しては未経験ですが、農業に可能性を感じ、農業をビジネスとして取り組みたいから御社に応募しました」
このような人材が欲しいというのがイケてる農業法人の本音なんです。
農業法人が求める資格・スキル
農業法人に就職するぞという方は知っておくべきことがあります。
実は農業法人が「これだけは従業員に持っていてほしいなぁ」と思う資格があります。
それは普通自動車免許です。
特に、農業界ではオートマ車ではなくマニュアル車が大半なので、マニュアルの免許があれば最高です。
続いて「イケてる農業法人に喜ばれるスキル」ですが、営業力や販売力、広報力であったり、会計・人事・労務・総務を総合的にこなせるという人材は重宝されます。
会社員にとっては、営業の基礎を身につけていたり、プレスリリースやSNS運用、メディア対応をこなせるというのは当たり前かもしれませんが、農業界では希少価値が高い人材なんです。
また、農業界では人事・労務・総務・会計をしっかり管理している経営体は少ないです。そのためこれらを総合的にこなせるという人材も重宝されます。
いかがだったでしょうか?
今回は農業界の現状から始まり、イケてる農業法人の就職に関して解説しました。
あなたが「農業界に参入して稼げるようになろう!」という野望を持っているのであれば、農業法人の中でも、農業ビジネスをチームで追求するイケてる農業法人へ就職するのがおすすめです!
イケてる農業法人の見分け方・求める人材など、ご自身の就職に活かしてくださいね!