ほうれん草を生で食べたことはありますか?
おそらくほとんどの人が生で食べたことはないでしょう。
というのも、生のほうれん草にはシュウ酸が多く、生食には向いていないからです。
ですが、「サラダほうれん草(ベビーほうれん草)」であれば、生でおいしくいただけます。
というわけで今回は、「自宅で簡単!サラダほうれん草の育て方」をベビーリーフ農家が紹介します。
普通のほうれん草よりもはるかに栽培が簡単なので、家庭菜園初心者の方にもおすすめですよ♩
サラダほうれん草(ベビーほうれん草)の特徴
“サラダほうれん草”とは、サラダ用に品種改良されたほうれん草です。
アクが少なく、生でいただくと柔らかくて青臭さを感じないほうれん草です。
カフェやレストランで見かける”おしゃれサラダ”をご家庭で再現できますよ♩
サラダほうれん草を栽培しやすい時期っていつ?
サラダほうれん草は、寒い時期でないと育ちません。
そのため、秋から栽培して春頃に収穫というスケジュールになります。
ほうれん草栽培は暑い時期に適さないので、梅雨明け前には収穫ができるように計画を立てましょう。
サラダほうれん草の栽培に必要なものを準備しよう!
今回はサラダほうれん草をプランターで育てていきます。
自宅で育てられるお手軽な栽培方法です。
種の準備
ほうれん草の種はスーパーやホームセンターなどでも販売されていますが、サラダほうれん草の種を売っているところは多くありません。
ネットで検索して買ってみるのが入手しやすくておすすめです。
サラダほうれん草の栽培に必要な土や農業用品って何?
まず必要なのはプランターです。
今回使用するプランターは画像の通り、ひと区画ごとにスペースが決められているので、密集することなくサラダほうれん草を栽培できますよ。
そして、土は市販の培養土がおすすめです。
初心者の方でも培養土を使って栽培すれば上手くいきますよ♩
培養土をプランターにたっぷり入れましょう。
また、「ほうれん草は栄養が切れると細くなってしまう」と言われますが、今回は培養土を使うため、肥料は特別入れることはありません。
もし、培養土を使わずに通常の土から行う場合は、石灰を多めに混ぜることが大切です。ほうれん草は栄養素を多く必要とする野菜ですので、肥料は多めに入れます。
私の場合、大きなプランターで肥料と土を混ぜてから、プランターに土を盛っていますよ。
種まき|サラダほうれん草の栽培
土の準備が終わったら種まきです。
サラダほうれん草の種まきは、線まきが一般的です。
種をまいたあとは必ず、土を被せていっぱいの水をやりましょう。
ちなみに、ベビーリーフでしたら、収穫が比較的早いため、”ばらまき”にしてもアブラムシがつかないこともあります。
とはいえ、ばらまきで種まきをしてアブラムシがついた経験が私自身あるため、1つ1つ間隔をあけて栽培するのが理想です。
種まき後の管理|サラダほうれん草の栽培
種まきをしてからは、他の野菜同様に保湿が大切です。
ただし、温度が高いと発芽が成功しないため、なるべくビニールをせずに保湿を管理できて、涼しいところがいいでしょう。
土が乾いてきたら、こまめに水をやり、土が乾かないことを心がけるのが大切です。
温度管理
そして、ほうれん草栽培のコツ”温度管理”です。
温度が低い方がほうれん草は成長します。15度以下になる場所を選ぶと、アブラムシの発生も抑制できるので一石二鳥です。
サラダほうれん草の病害虫対策:アブラムシの発生を予防!
サラダほうれん草を栽培する場合、天敵はアブラムシです。
これまで紹介してきた、2つのポイントに注意しましょう。
・適度な間隔をあけて栽培
・温度管理(気温15度以下がおすすめ)
サラダほうれん草の収穫
ほうれん草の葉っぱが3cmまで大きくなったら、いよいよ収穫の時期です。
ベストな収穫の時間と保存方法
サラダほうれん草の収穫は朝か夕方の収穫が最適です。
特に朝は涼しく、収穫に適しています。
また、茎が細く柔らかいため、優しく収穫しましょう。
保存はキッチンペーパーを底に敷いてタッパーで保存すると長持ちしますよ。
農家のワンポイントアドバイス
ほうれん草は適切に追肥をすることで、成長も早くなります。
収穫期間が長くなればなるほど病害虫が発生する可能性が高くなるので、短期的な栽培を目指しましょう♩
サラダほうれん草の利用方法
サラダほうれん草は「生で食ベる」一択です。
えぐみが少なく、茎も細くて柔らかくて食べやすいですよ。
サラダでも利用できますし、メインディッシュの上にのせておしゃれ感を出すのもいいですね。
普通のほうれん草ではできない、贅沢な食べ方をあなたも堪能してくださいね♩