農業ボランティアってどんなことするの?
給料が出ないけど参加するメリットって?
と悩んでいませんか。
農業ボランティアとは、援農ボランティアとも呼ばれており、働き手がいない農家や高齢化により労働力が低下している農家などを支援する活動になります。
本記事では、
・援農ボランティアの作業内容
・援農ボランティアのメリット・デメリット
・援農ボランティアの探し方
について解説していきます。
「農業には興味があるけど、いきなり働くのはちょっと」と思っているのであれば、本記事を参考にして援農ボランティアから始めてみるのがおすすめですよ。
それでは参りましょう!
週末や日帰りも可能?援農(農業)ボランティアの種類
まずは、援農ボランティアの種類についてです。一定の期間お手伝いするタイプ・一日のみのタイプ・イベントタイプの3種類に分けられます。
援農ボランティアの種類を理解して、自分が求めている農業体験をしましょう。
①農繁期にお手伝いするボランティア(住み込みもある!)
7,8月はブルーベリー、トウモロコシや他の農作物の収穫期が一気にやって来ます。
— 愛知県豊根村三沢高原 坂口農園 (@sakaguchi_farm) June 27, 2018
宿泊費無料、食事、おやつ付きです。今回は女性限定。
愛知県一番の田舎の #豊根村 で、 #田舎体験をしてみませんか?#援農 #農業女子 pic.twitter.com/gTwUxe1xxe
農繁期に数週間〜数ヶ月のまとまった期間を支援します。部屋や食事の用意は農家によってそれぞれです。
一定の期間体験できるため、農業の技術や知識を学べるのに加えて、自分が就農できるかの判断材料となる経験ができます。
②1日のみで気軽に参加できるボランティア
週末の援農、いつもほんとに色々やらせてもらって楽しい👨🌾
— 松浦悠介🍊食べチョク (@agri0607) November 28, 2020
ハウス作ったり壊したり、播種、定植、草刈り、誘引、間引き、芽かき、収穫、片付け、選別、袋詰、、、
なんかほんとにみんな色んな工夫があるから必ず毎回はぇーーーって気づきがある。 pic.twitter.com/sBKEmdnXcX
こちらは関東近郊でよくあるタイプですが、1日のみから気軽に参加できるというものです。
「え?たった1日だけの参加だと、むしろ農家さんに迷惑では?」と思うかもしれませんが、
先方にしっかり確認を取っていれば問題ありません。むしろ大歓迎なケースが大半です。
③イベントとして行われるボランティア
KENPOKU PROJECT Eメンバーの杉本(オフィス里地里山)です。今年の11月7日(日)、主催イベント「在来大豆の援農―常陸太田市における『金砂郷青御前』の収穫―」を実施します。本日より参加者募集中!詳細は次のFacebookページ https://t.co/UoUlfv6spJ からご覧になれます。 pic.twitter.com/SlKhsMGQFj
— kenpoku通信@茨城県北 (@kenpoku2) September 7, 2021
イベントタイプは、週末や連休などに行われます。こちらも部屋や食事の用意はそのイベントの内容しだいです。
オリエンテーションを含め1日でいろんなお手伝いをするというケースや、初日はオリエンテーションで、翌日から農業体験という形があります。
注意点として、イベントタイプは参加費用がかかる場合が多いので注意しましょう。
援農(農業)ボランティアの作業内容
#求人募集 から、3人目の援農希望者さんが来園してくださいました🙇♂️
— さとぅー@農系ポッドキャスト (@sato_223go) September 5, 2021
ガッツリ農業についての考えや思いを伺いましたし、僕も出力しました✨
やっていただいたことは👇
①僕の話し相手🎤
②培土の手入れ
③苗場の整備
④ぶどうの摘心
視察・援農・求人をお待ちしてます🙇♂️#新規就農 #いちご #ぶどう pic.twitter.com/W8pTogrTL6
援農ボランティアの作業内容は、農家によって変わります。
しかし、基本的には、
・種まき、田植え
・収穫、作物選別
になります。
作業内容は、援農ボランティアの募集要項に記載してありますので、自分が興味のある内容であるかを必ず確認しておきましょう。
援農(農業)ボランティアのメリット
給料も無くて参加費用もかかる場合があるのに、援農ボランティアに参加してメリットがあるの?
と疑問を抱きませんか。
ここから、その疑問を解決するために、援農ボランティアのメリット・デメリットについて解説していきます。
農業体験を通して農家さんの生活をイメージできる
農家の生活は、作物の状況や天候により左右されます。
援農ボランティアでは、日々の生活サイクルや悪天候時の対応などを実際に体験することで、農家のライフスタイルを知ることが可能です。
農家のライフスタイルを知り、自分が農業生活ができるかの判断材料にしましょう。
農家から農業技術を学べる
援農ボランティアでは、農家から生きた知識や技術が学べます。
農業は独学でも可能です。しかし、実際に農業体験をすることで、本やインターネットでは学べない有益な情報が得られるでしょう。
農業を仕事にするかを判断できる
援農ボランティアでは、種まきから収穫・選別など農作業の一連の流れを経験することが可能です。
就農するか迷っている人は、今後農家として生きていくかの判断材料にできるでしょう。
農家のツテができる
農業を始めたいと考えている人にとっては、農家のツテは重要になります。なぜなら、そのツテにより農業を有利に始められる可能性があるためです。
例えば、下記3つになります。
2.技術や知識の助言
3.就農先の紹介
以上のように、自分で農業を始める場合や農家に就職するにしても、有益な情報ばかりを得られる可能性があります。
なによりも、相談できる先輩がいることが心強く、農業を始める後押しとなるでしょう。
援農(農業)ボランティアのデメリット
援農ボランティアの主なデメリットは、
・体力的にきつい場合がある
になります。
あくまでもボランティアです。収入が無く体力的につらい場面があっても割り切りましょう。
援農(農業)ボランティアの探し方
援農ボランティアはどうやって見つけるの?
ここからは、援農ボランティアの探し方について、3つの項目に分けて解説していきます。
援農ボランティアを探す際の注意点として、参加費用と保険の有無(事故や怪我、トラブルを補償する)は必ず確認しておきましょう。
各自治体から探す
各地方の自治体HPの農政課から、援農ボランティアが募集されています。
申込みの流れは自治体によりことなるため、気になる地域の自治体HPを検索してみましょう。
JAの全国農協観光協会サイトから探す
JAグループが運営する、全国農協観光協会サイトから探すことが可能です。
このサイトからは、
・行先
・出発地
・旅程日数
を絞り込んで検索できます。
(参考:全国農協観光協会・援農体験交流)
ボランティア募集サイトから探す
ボランティア募集サイトとして有名なのがactivoです。
農業だけでなく、さまざまな種類のボランティアが全国各地〜海外まで募集されています。
現在では、農業関連だけでも1000件以上の募集があります。豊富な募集から自分が興味のある援農ボランティアを見つけましょう。
(参考:activo)
農業に興味がある人は、援農ボランティアから始めてみましょう
今回は援農ボランティアについて解説しました!
まとめると、
・農作業は「土作り、種まき、田植え、収穫、選別」などの基本的な作業である
・農家のライフスタイル、農業技術・知識を学ぶ機会となり、就農するかの判断材料になる
・援農ボランティアは各自治体や全国農協観光協会、activoなどから豊富に募集されている
以上になります!
援農ボランティアは旅行の延長としても利用されています。
「働くよりかは気楽に農業体験をしてみたい」という方は、援農ボランティアから始めてみましょう!