やわらかい皮と肉質をもち、煮物や炒め物など様々な料理に使いやすい”ナス”。
そして、暑くなってきてビールなどがさらに美味しく感じる季節ですね。
今回は、管理栄養士でもあり、ナスを栽培している農家の私が、お酒と一緒に楽しみたい!ナスのおつまみレシピを3つご紹介します。
どれも簡単で最高においしいレシピです♩
ナスの種類は世界で1000種類!?
ナスの品種は、世界中で1,000種類ほどあるとされ、日本国内だけでも200種類近くの品種があります。
もともとインドの東部で生まれ、そこから世界各地で栽培されるようになりました。
日本には、8世紀頃に中国から伝わってきて、各地で気候に合ったものが栽培されてきました。
形や色、食感も品種によって様々で、それぞれのナスの特徴にあった調理の仕方で美味しさが変わるので、興味のある方はいろんなナスを試してみてくださいね。
ちなみに、日本のナスは紫のヘタで、海外のナスは緑のヘタであることが多いです。スーパーでヘタに注目して見てみるのも楽しいですよ。
レシピ①:ナスとツナのマヨぽん和え|レンジで簡単!
調理時間5分の超簡単スピードおつまみ。
家にあるお馴染みの調味料で手軽に作れます。
一旦冷蔵庫で冷やしておくと、味も染み込んでさらに美味しさUP!
材料(2人分)
ナス 2本
ツナ缶 1缶
マヨネーズ 大さじ1
ポン酢 大さじ1
すりごま 大さじ2
作り方
①ナスは5mm幅の半月切りにして水にさらし、レンジ(600W)で約1分加熱します
②ボールにナス以外の材料を入れて混ぜ合わせます
③ナスの粗熱がとれたら水気をしぼり、②に和えて完成
レシピ②:ナスのアーリオオーリオ|まるで肉のステーキ!
イタリア語で”アーリオ”はにんにく、”オーリオ”は油を意味します。
こちらのレシピはナスをオリーブオイルとニンニクで焼き上げ、ジューシーなステーキに仕上げました。
ナスを大きく切ることで、噛むたびにナスの水分がじゅわ〜っとあふれてきます。
なすのジューシーさとにんにくのアクセントで、これまたお酒がすすむのです。
材料(2人分)
ナス 2本
にんにく 1片
オリーブオイル 適量
塩 適量
パセリ(あれば) 適量
作り方
①ナスはラップに包み、レンジ(600W)で約1分加熱し、縦半分に切ります
②フライパンにオリーブオイル適量を熱し、薄切りにしたニンニクを炒めて香りがでたらナスを弱火で焼きます
③ナスに火が通り、柔らかくなったらお皿に盛り、塩、パセリを適量をかけて完成
レシピ③:ナスロール|チーズと豚肉の旨みが押し寄せる!
豚肉のうまみを吸い込んだナスが絶品!
口に頬張るとクリームチーズがとろっとあふれ出して、まさに旨味の極みです。
アレンジとして洋風にするならバジル、和風にするなら大葉を一緒に巻くといろんなバリエーションが楽しめます♪
材料(2人分)
ナス 2本
豚バラスライス 100g
クリームチーズ 80g
酒 大さじ2
塩 適量
ブラックペッパー 適量
オリーブオイル 適量
作り方
①ナスは約0.5mm厚さの縦切りにします
②耐熱皿に①を並べてふんわりとラップをし、レンジ(600W)で約1分加熱します
③粗熱がとれたら豚バラスライスをのせ、クリームチーズを手前にのせて巻いていきます
④フライパンにオリーブオイルを熱し、③を入れて表面に焼き色がつくまで焼きます
⑤酒大さじ2を回し入れて蓋をして、弱火で約2分蒸し焼きにし、塩・ブラックペッパー各適量で調味して完成
知っておくと役に立つ!新鮮なナスの見極め方
①ガクの部分のトゲが鋭いもの
②果皮の色が濃く、表面にツヤ・ハリのあるもの
③持ってみて重みがしっかりあるもの
④ヘタの切り口がみずみずしいもの
日持ちさせるナスの保存方法
ナスはインドが原産であるため、低温に弱く低温障害が起こりやすい野菜です。
また、ナスは90%以上が水分であることから乾燥にも弱いです。
ナスを冷蔵庫で保存する場合は、水分が逃げないように1つずつラップでくるみ、保存袋などに入れて野菜室で保管すると長持ちします♩
ナスは鮮度が落ちやすい野菜であるので、できるだけ新鮮なうちに消費するようにしましょう。
ナスの紫色、ナスニンとは?|管理栄養士プチコラム
ナスの皮の鮮やかな紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニン「ナスニン」によるもの。
ナスニンは積極的に摂りたい成分で、抗酸化作用があり、免疫力の向上やアンチエイジングなどの効果が期待できますよ♩
あなたもナスニンが豊富なナスを食べ、暑い夏を乗り切りましょう♩