フルーツの中でも大人気のイチゴ。
そんなイチゴが家庭菜園で作れたらいいですよね。
家庭菜園の中でもイチゴの栽培は難しめではありますが、プロの育て方を真似すれば大丈夫!
あなたもきっと美味しいイチゴを収穫できますよ♩
イチゴの栽培時期【実は旬は冬ではない?】
イチゴはクリスマス時期から春にかけてが旬のイメージですよね。
しかし、それはハウス栽培が主体となったためで、実は露地栽培やプランター栽培では5~6月がイチゴの実りの季節なんです。
また、イチゴはもともと冷涼な気温を好む植物で、適温は17℃〜20℃。マイナス5℃くらいの寒さには平気なのですが、30℃以上になる夏の暑さには弱く、ほとんどの場合7月以降の収穫は望めません。
イチゴの苗の選び方
家庭菜園初心者の方は、種ではなく苗から育てるのがおすすめです。
イチゴの苗はホームセンターや種苗店などで購入できます。
苗の購入時期は、9月(寒冷地)〜10月頃がいいでしょう。
イチゴは数え切れないほどの品種があるので、特徴を色々見て、あなた好みの苗を選びましょう♩
土作り:イチゴの好みは弱酸性の土
露地栽培の場合、定植の約3週間前までに土の準備をしましょう。
イチゴはごく弱い酸性の土壌を好みます。日本の土壌は酸性になっていることが多いので、まずは中性に近い土壌に改良します。
「苦土石灰」などアルカリ性の改良材を使用するといいでしょう。混入量は1㎡あたり100g程度です。
なお、イチゴはアルカリ性の土壌では育たないので改良材の入れすぎは要注意です。
元肥:堆肥は十分に、肥料は少なめに
土作りから1週間後に肥料(元肥:もとごえ)を入れます。
肥料はホームセンターなどで売っている堆肥と、栄養分がバランス良く入っている配合肥料がいいでしょう。
ただし、肥料のやり過ぎは実なりが悪くなってしまいますので、適度に加えましょう。
目安は堆肥が1㎡あたり3リットル、元肥は1㎡あたり100gです。
こちらの肥料なんかはバランスが良くておすすめですよ。
また、畑の水はけが悪い場合はもちろん、害虫から大切な実を守るためにも15cmほどの高畝(たかうね)にすることをおすすめします。
植え付け:ランナーを後ろ側にして植え付け
いよいよイチゴの植え付け。
時期は10月頃。苗の根元にあるランナー(親株から出た根茎)の跡を見つけて、その反対側を手前にして植え付けます。というのも、イチゴはランナー側には実がつかないからです。
植え付けの注意点は、つけ根部分(クラウン)を埋めないように浅めに植えること。
また、日当たり・風通しの良い場所に植えましょう。株間は30cmほどあけると大きな実がつきますよ。
追肥:追肥は2回。株間に少なめで
イチゴの追肥は2回行います。
まずは11月~12月初旬に1回目の追肥を行います。
肥料は元肥と同じで構いません。追肥は苗の生長を促すとともに、実を甘くする効果があります。
株間に少しだけ追肥を行いましょう。水は露地栽培の場合、雨だけでも不足にはならないのですが、土の表面が乾いていたらたっぷり水やりをしてください。
イチゴは寒さには比較的強いのですが、寒冷地や雪害などが少し心配な場合は、寒冷紗などのトンネルを作ってください。ただし、2月中旬にはトンネルを外さないと、虫などの受粉ができないので要注意です。
そして、2月中旬頃に株間に2回目の追肥をします。追肥の際、黒ビニールでマルチング(マルチ)をすると、地温が上がって花芽の生長が促されます。
ちなみに、1月から2月中旬頃までにイチゴから花が咲いてしまうことがあるのですが、その花は実にならないので取ってしまいましょう。そのときに枯れた葉っぱなども取り去って株周りをきれいにするといいですね。
開花:最初は人工授粉、暖かくなったら虫任せ
3月頃になるといよいよイチゴの開花です。
イチゴの花は1つの花の中で受粉し、実になります。
春の初めは虫が少ないので柔らかい筆などを使って人工授粉をしてあげるといいでしょう。
人工授粉の作業は開花後2~3日後の午前中に行います。
ただし、虫のようにきれいな形にはできないことが多いので、3月下旬頃からは虫に任せましょう。
収穫:甘いイチゴをお楽しみください
5月から6月になるといちごの実が真っ赤に色づいてきます(最近は白い品種もありますが)。
超新鮮で真っ赤なイチゴは格別なおいしさです。完熟してから収穫します。
害虫:害虫対策に決め手はビール!?
イチゴは甘くておいしいので困った問題もあります。
それは害虫。イチゴが大好きな虫がたくさんいるのです。
ナメクジやダンゴムシは少し実が赤くなるとむしゃむしゃ食べてしまうのです。それも早朝に…
イチゴの実が直接地面に触れていたらもう最悪です。
もちろん農薬を使えば防げはしますが、あまり使いたくないかもしれません。
そこで害虫対策としては、高畝にしてマルチをするのが実が直接地面につかないという点で、かなり効果が高い方法です。
また、近くにビールをカップに入れて置くのもいいそうです(ナメクジはビール大好き!)。
鳥も狙っています。防鳥ネットを張りましょう。
病気:お酢がイチゴの病に効果あり
イチゴの病気は、葉が黄色く変色する「萎黄病(いおうびょう)」や白い粉を吹く「うどんこ病」、葉の褐色に変色した部分に黒い斑点ができる「炭疽病(たんそびょう)」などがあります。
いずれも糸状菌(しじょうきん)というカビの一種が原因ですが、農薬以外では木酢や家庭用の酢を希釈したものが効果的です。
酢にはアミノ酸も多く含まれていますので、植物の生長を促してくれて一石二鳥ですよ。
来年への準備:子株を育てて来年へ
6月の梅雨時になるとそろそろ収穫は終わりです。
その頃になると、株(親株)の根元から長いツルのような「ランナー」と呼ばれる根茎が伸びてきて、ランナーの先に芽と根が出てきます。これが子株です。
子株からまたランナーが伸びて2つめの子株、また次と繰り返します。ただ、1番目は病気を持っていることが多いので、来年用には2つ目ないし3つ目の子株を育ててください。
子株が根づいたら親株の役目は終わりで、ランナーを切り離します。
4月頃から出てくるランナーは実に栄養が行かなくなってしまいますので、早めに取ってしまいましょう。
子株はポットで受けて、そのまま育てます。夏の暑さと水不足には注意です。風通しの良い涼しい場所へ移動し、適度に水やりをしましょう。
プランターでのイチゴの栽培方法
最後に「プランターでイチゴを育てたい!」という方向けの栽培方法を教えます。
イチゴのプランター栽培は、露地栽培とはプランターを使うことが違うだけで、栽培方法はほぼ同じです。
土:市販の果実用土が便利!
長方形の一般的なプランターだと3本植えられます。
用土は底に底石を5cmくらい敷き詰め、ホームセンターなどで売っている果実用の土を使用します。
さらに保温と保湿のため根元をわらなどで覆って、その上からたっぷりと水やりをします。
プランターは水はけがいいため、乾燥には注意してください。イチゴにとって水切れは大敵です。
しかし、水のやり過ぎも根腐れの原因になるので要注意です。
害虫:露地栽培より害虫被害が少なくて楽
熟した実はプランターの縁から垂れるように伸びてきます。
そのため、プランターを高めの位置に置いておけば、露地栽培と比べて虫の被害を軽減できます。
もちろん、プランター栽培は大量栽培には向かないものの、手軽かつ害虫対策の手間がかからないという点で初心者におすすめなんです♩
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プロのワンポイントアドバイス
イチゴは実が大きくなるにつれてどんどん垂れ下がってきます。赤くなった実を土につけてしまうと、ナメクジやダンゴムシのために育てているようなもの。
高畝にしてマルチをするようにしてください。
また、ナメクジなどがいないように、畑をきれいにしておくのも大切ですよ。
おわりに:自家製イチゴを楽しもう!
今回は初心者の方でも失敗しないように、イチゴの育て方をかなり細かく解説しました。
もちろん全部を理解する必要はありません。自由に始められるのも家庭菜園の楽しいところですよね。
あなたが実際に育てていてわからないことがあった時、この記事に立ち戻ってくれば、きっと役立つと思います。
それではまた!
・生育温度:17~20℃
・土:弱酸性
・植え付け:10月~11月初旬
・施肥:3回
・開花時期:3月中旬~4月
・収穫時期:5月中旬~6月上旬
・子株作り:6月中旬~7月