お弁当や洋食の付け合わせに彩りを与えてくれるブロッコリー。
不思議な形をしていますが、美味しさと独特の食感に「野菜の中ではブロッコリーが一番好き」という方も多いです。
今回は、農家のブロッコリーレシピ3選をご紹介!
他にも、管理栄養士の資格を持つ筆者がブロッコリーの美味しい時期から栄養価まで解説します♩
ブロッコリーの美味しい時期はいつ?
ブロッコリーの和名は「緑花椰菜(みどりはなやさい)」。
ブロッコリーは濃い緑色をしたつぶつぶが集まってできていますよね。あの一つ一つが「花のつぼみ」で、緑花椰菜と呼ばれる所以です。
そしてブロッコリー好きならわかると思いますが、スーパーでブロッコリーを買うと時期によって味が違うことに気づくと思います。
そうです。実はブロッコリーが美味しい時期はある程度決まっているのです。
その時期とは、涼しい時期。熱すぎるとブロッコリーは大味になりがちで、寒さに当たったほうが甘くて美味しいブロッコリーになると言われています。
もちろん今では1年中「産地リレー」をしながらスーパーでも気軽に買うことができていますが、一番美味しい時期は冬なんです。
ブロッコリーの栄養価【栄養抜群!】
ブロッコリーは100gあたり37kcal。炭水化物5.2gを含みますが、そのうち食物繊維は4.4g!
また野菜にしてはタンパク質量が多く、5.4gものタンパク質を含みます。
野菜の中でも特に栄養価が高い野菜を「緑黄色野菜」と言いますが、ブロッコリーは緑黄色野菜の中の1つです。
ちなみに緑黄色野菜の基準は「β-カロテン」という体内でビタミンAと同じ働きを担う栄養素が100gあたり600㎍以上の野菜含む野菜です。ブロッコリーは100gあたり810μgのβ-カロテンを含みます。
また、ブロッコリーは野菜の中でもビタミンCが多く、100gあたり120㎎のビタミンCを含んでいます。これは、1日に必要なビタミンCの量をなんとブロッコリー100gで補えるほどです。
ブロッコリーを使った農家レシピ3選
温野菜や付け合わせのイメージが強めのブロッコリー。
もちろん、茹でてマヨネーズを付けるだけでも美味しいのですが、農家のヨメおすすめのブロッコリー自体を美味しく味わえる料理を紹介します♩
農家レシピ①:ブロッコリーの天ぷら
え、ブロッコリーを天ぷらに?
あまり聞いたことがないレシピかもしれません。
ホクホクとした食感がとっても癖になりますよ♩
高温で揚げるとブロッコリーのつぼみが焦げやすくなってしまうため、低温でゆっくり上げることがポイント!
味付けはシンプルに塩で。ガーリックソルトを付けると洋風に♩
材料(2人前)
ブロッコリー | 1/2房 |
天ぷら粉 | 適量 |
水 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
レシピ
1.ブロッコリーを小房に分け、水にくぐらせてさっと洗いザルに取る。
2.天ぷら鍋に油を入れ、160~170℃に熱する。
3.てんぷら粉に表記の水の量を入れ、1をくぐらせて揚げる。
4.きつね色になったらひきあげ、出来上がり。
農家レシピ②:ブロッコリーポタージュ
続いて、ブロッコリーの茎まで使ったブロッコリーを丸ごと食べるレシピです
「ブロッコリーは茎が一番おいしい」という方も多く、ブロッコリーの茎は栄養素も豊富なんですよ。
動物性食品無しで作れるレシピにしてみましたが、コンソメの風味が好きな方は塩ではなくコンソメを入れて味付けするのもおいしいです♩
材料(4人前)
ブロッコリー | 1房 |
玉ねぎ | 1個 |
豆乳 | 300cc |
オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1/2 |
黒コショウ | 少々 |
レシピ
1.ブロッコリーを小房に分け、水にくぐらせてさっと洗いザルに取る。茎は乾燥している切り口と硬い皮の部分を切り落とし、1㎝角に切る。
2.小鍋にオリーブオイルと玉ねぎ、ブロッコリーを入れて中火で炒める。
3.玉ねぎが透き通ってきたらブロッコリーがひたひたになる量の水を入れて10分間煮る。
4.ミキサーに3を入れ、攪拌し、豆乳を入れて皿に攪拌する。
5.鍋に戻し、弱火でかき混ぜながら温め、塩と黒コショウで味を調え完成。
農家レシピ③:ブロッコリーナムル
最後はブロッコリーの韓国風和え物をご紹介。
家にある調味料で簡単にでき、しかもどんどん箸が進む味!
ブロッコリーをたくさん食べたい人にピッタリの料理です♩
材料(2人前)
ブロッコリー | 1/2房 |
ごま油 | 小さじ2 |
塩 | 小さじ1/3 |
白ごま | 少々 |
韓国のり | 適量 |
レシピ
1.ブロッコリーを小房に分け、水にくぐらせてさっと洗いザルに取る。
2.ブロッコリーを茹でるか電子レンジで加熱。
茹でる場合は、沸騰したお湯に入れて2~3分したらザルにあける。
電子レンジの場合は、耐熱皿にブロッコリーを入れ、ふんわりとラップをして500wで4分程度。
3.加熱したブロッコリーにごま油と塩を和え、皿に盛り白ごまと海苔を飾り完成。
まとめ
いかがだったでしょうか?
管理栄養士兼農家のヨメである筆者が、ブロッコリーをたくさん食べられるレシピを紹介しました。
ブロッコリーはボリューム満点な野菜で栄養価も非常に高いため、毎日でも食べてほしい野菜です。
そして一番おいしい時期は涼しい時期!
そこまでブロッコリーを食べないという方でも、涼しい時期を狙って購入してみるとブロッコリーが好きになるかもしれません。