リコピンなど栄養素も豊富な夏野菜「トマト」。
サラダやパスタなど幅広い料理で活躍する野菜ですが、使い切れずに保存方法に困ることもありますよね。
そこでこの記事では、トマトやトマトソースの保存方法、保存食レシピなど、トマトを鮮度の高い状態で日持ちさせる保存方法をご紹介します。
トマトを常温保存できる2つの条件
基本的にトマトは熟れやすい野菜なので、常温保存に適していません。
しかし、以下の2つの場合は常温保存が可能です。
① 冬場
冬場の10度以下になる場所であれば、常温保存で1週間日持ちします。しかし10度を超える温度では常温保存が難しいため、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
② 青いトマトを追熟させる場合
完熟前の青いトマトは、10〜15度前後の温度で常温保存することで追熟させられます。3日〜5日ほどすると赤く完熟するので、そこからは冷蔵保存に切り替えます。
なお、夏場は温度が上がりすぎてしまう場合があるため、常温保存は避けましょう。
常温保存におすすめなメッシュバッグ
折畳み可能、洗濯可能なメッシュバッグ。買った野菜をそのまま入れて保存でき、通気性がよいので鮮度を確保できます。
部屋が狭くて、野菜とか、果物などを隠せる場所がないので、こちらの商品を購入しました。
シンプルなデザインがとても気に入ってます。丈夫そうで、いろんなサイズもありますし、今後、雑物などをおしゃれに置いておけると思います。(出典:Amazon)
保存期間1週間〜10日:トマトの冷蔵保存方法
普段トマトは冷蔵庫で保存すると思いますが、寒さと外的刺激に弱いトマトを長持ちさせるには、保存方法にひと工夫するのがおすすめです♩
やり方は簡単。まずはトマトを1個ずつキッチンペーパーで包みます。包んだトマトは、必ずヘタ側を下にして保存用のポリ袋に入れましょう。肉厚で傷みにくいヘタ側を下にすることで、食べる部分の鮮度を保てるからです。
この方法で冷蔵庫の野菜室で保存すれば、7日~10日ほど日持ちさせられます。
鮮度を保つポリ袋
エチレンガス減少効果と抗菌効果があり、野菜や果物を袋に入れて保存するだけで新鮮さがつづくポリ袋。トマトを4個入れて口を縛れるたっぷりサイズです。
2000円縛りの送料無しで後数百円何か無いかとこの商品見つけ、買ってみました。
良いです!みずみずしさ長持ちします!買った野菜全てこちらに入れ替えてます。
洗って再利用しても効果は変わりませんでした。すでにリピート済みです!(出典:Amazon)
保存期間2か月:トマトの冷凍保存方法
トマトを大量にまとめ買いしたり、もらったりしたときは冷凍保存がおすすめです。
長期間の保存ができるだけでなく、味や栄養素をキープできますよ。
また、カットして冷凍するよりも、まるごと冷凍保存がおすすめ。断面の乾燥を防げるうえに、面倒な皮むきも簡単になりますよ。
ここでは「トマトをまるごと冷凍保存する方法」と「トマトソースを冷凍保存する方法」の2つをご紹介します。
トマトをまるごと冷凍する方法
トマトを水洗いして、ヘタを取り除きます。できるだけ空気が入らないように密閉した状態でフリーザーバックに入れ、冷凍保存をしましょう。
冷凍したトマトはサラダなどではなく、スープなど加熱調理するのがおすすめ。
保存期間はなんと2か月!
冷凍トマトの皮のむき方
冷凍トマトを水に数秒つけるだけで、ツルンと皮が剥けますよ。
ちなみに、トマトの皮にはリコピンとβカロテン皮が多く含まれているので、栄養的には皮ごと調理するのがおすすめです。
トマトソースを冷凍する方法
トマトソースを多めに作ったときなども、冷凍保存することで2か月ほど保存が可能です。
粗熱をとったあと、1回分ずつ冷凍用の保存容器に小分けして冷凍しましょう。
解凍方法は、流水解凍・電子レンジで加熱・鍋に移して加熱などがあります。
解凍するだけで「ラザニア」や「パスタ」、「ロールキャベツのソース」などアレンジの幅も広がるのでおすすめです。
トマトを長持ちさせる保存食レシピ「ピクルス」
調理済みのまま保存できて、しかも長期間保存できる、そんなレシピないかな?
というわけでここでは、作り置きにもおすすめなトマトの保存食レシピ「まるごとトマトのピクルス」をご紹介します。
ピクルスにすると冷蔵保存で1か月持つので、トマトが余っているときにぜひお試しください。
材料
トマト:1個
お酢:200ml
水:170ml
砂糖:大さじ1.5杯
塩:ひとつまみ
作り方
① トマト以外の調味料を鍋に入れて、中火で加熱して沸騰させ「ピクルス液」を作ります。2分ぐらい煮立てたら火を止めましょう。
② トマトが浸かるサイズの深くて蓋のついた保存容器に「ピクルス液」を入れて、粗熱をとります。
③ トマトのヘタをとり、反対側に包丁で十字の切り目を入れます。鍋にお湯を沸かし、沸騰したらトマトを入れて20秒ほど茹でます。鍋からトマトを取り出したら、氷水で冷やしましょう。
④ 十字の切り目を入れたところから、トマトの皮を剥きます。味を染み込ませるために、トマトの表面を爪楊枝で30箇所ぐらい刺して穴を開けましょう。
⑤ 「ピクルス液」の入った容器にトマトを入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存し、一晩漬けたら完成です。
まるごとトマトのピクルスにおすすめの保存容器
ニオイが移りにくいステンレス製の保存容器。蓋がしっかり閉まり、サイズも大きめなので、ごろっとした食材の漬け込みにもぴったりです。
さすが日本製です。2個セットでこの価格で、少し高い気もしましたが、しっかりしており耐久性も高そうです。
お肉など油ものをストックするのに使っています。ステンレスなので、油切れよく洗えますし、匂いもつきにくいのでとても重宝しています。(出典:Amazon)
トマトは保存方法次第で長持ちさせられる!
トマトのおすすめ保存方法【まとめ】
・青いトマトを追熟させたい → 10〜15度前後で常温保存し、熟したら冷蔵保存
・冬場 → 10度以下で常温|保存期間1週間
・新鮮に保存したい → まるごと冷蔵|保存期間7日~10日
・長期間日持ちさせたい → まるごと冷凍|保存期間2か月
いかがだったでしょうか?
トマトは熟れたり傷んだりしやすい野菜ですが、早めに冷凍保存したり保存食の調理をしたりすることで、1か月以上長持ちさせられます。
特に夏にはまとめて購入する機会もあると思うので、今回紹介した保存方法を参考にしてみてくださいね♩