家庭菜園って素敵ですよね。
安心安全で新鮮な野菜が食べられるし、手塩にかけて作物を育てる喜びを味わえます♩
ところが、いざ家庭菜園を始めようとすると、
なんだか面倒くさそう。
ズボラな私は放置して枯らしちゃいそう…
と考えてやめてしまったり、
手間がほぼかからない、
栽培が楽な野菜はないかな?
という方は多いでしょう。
今回はそんな方向けに、勝手に育ってくれて簡単に栽培できるおすすめの野菜と簡単な育て方のポイントを紹介します。
ズボラさんにおすすめなのは「放置しても育つ野菜」
「種をまいたら(植え付けたら)、放置で勝手にすくすくと育ってくれる野菜なんてないでしょ」
と思っていませんか?
基本的な栽培方法が載っている本や記事では土づくり、種まき・植え付け、脇芽取りや追肥・土寄せなど手順が多く読んでいるだけで疲れちゃって実行に移すことができないなんて方も多いのではないでしょうか。
たしかに、しっかりと全ての手順をこなすとなると面倒なことも多いのが家庭菜園です。
ですが、ある程度放っておいても育ってくれる強い野菜もあるんです!
管理や手間が面倒ならば、
・途中の管理が必要ない
・一度種を播いたら(植えたら)何度でも収穫できる
という性質を持った野菜を選ぶのがおすすめです♩
ズボラ&家庭菜園初心者におすすめの野菜3選
では具体的に、栽培が楽な野菜はどんなものがあるでしょうか?
ここでは、ズボラさんはもちろんのこと、家庭菜園初心者にもおすすめな野菜を紹介します♩
できるだけ簡単にまとめた栽培ポイントも解説するので参考にしてくださいね。
初心者におすすめの野菜①:里芋
サトイモ科の植物である里芋は、東南アジアの熱帯地域が原産で日本に伝わってきたのは縄文時代とされています。
半日陰の場所でも育つ半陰性植物にあたるため、日当たりのいい場所を確保するのが難しい場合にもおすすめの野菜のひとつです。栽培期間は約180日と長めですが、植え付けさえしてしまえば特に管理をしなくても育ってくれます。
食べる部分によって品種があり、親芋用、子芋用、親子兼用の3種類に分類されています。品種がたくさんあってどれを育てたらいいかわからないという方には、関東地方で主に栽培されている子芋用品種の「土垂(どだれ)」がおすすめです。味は、ねっとりとした食感と煮崩れしにくいのが特徴。
栽培ポイント
・植え付けは4~5月頃、霜の心配がなくなってから行う
・10cmほどの植え溝に芽を上に向けて植える
・植え付けの際は種芋同士の間隔を40cmの間隔をあける
・深さ30cm以上の野菜用プランターでもOK
初心者におすすめの野菜②:レタス
キク科の植物であるレタスは、地中海沿岸やインドなど原産地については諸説あるとされています。
シャキッとした歯切れの良さと爽やかな味が特徴で、サラダやサンドウィッチなど生食野菜の代表的な存在でもあります。レタスの種類には結球するタイプ・半結球タイプ・結球しないリーフタイプの3つがありますが、サニーレタスなどの結球しないものがおすすめです。
結球しないタイプのレタスは、大きくなった物から順次収穫していくので長い期間楽しめるのが特徴です。
また、レタスは虫が嫌うキク科の植物であるため、虫に食われにくいという点もおすすめポイントとなっています。
種のまき方は色々ありますが、畑に直播きして間引きをしながら大きくしていく方法が一番簡単なのでおすすめですよ!
栽培ポイント
・畑やプランターに直播きする
・播き方はすじ播きでOK
・発芽までは乾燥させないように気を付ける
・発芽後は間引きをして株間を20cm程度にする
・大きくなった葉から順次収穫していく
初心者におすすめの野菜③:ニラ
ユリ科に分類されているニラは、中国西部が原産の野菜です。カロテンとビタミンEを豊富に含むため栄養価の高い野菜としても知られています。独特な香りが特徴で、お浸しや炒め物などさまざまな調理に適しています。
ニラの種類は、大葉群・小葉群・花ニラ群の3つに分類されますが、初心者の方には栽培しやすい特性を持つ大葉群がおすすめ!
ニラは野菜の中でも数少ない多年草のため、一度種をまけば何度も収穫を楽しめるというのもありがたいですね。
栽培ポイント
・播き方はすじ播きでOK
・発芽までの10~14日間は乾燥させないように気を付ける
・発芽後は間引きをして株間を1~2cm程度にする
・収穫は冬を越して2年目以降から
・草丈30cm程度になったら刈り取る
・収穫時に追肥を行うことでその後もたくさん収穫できる
ズボラさんでも家庭菜園を無理なく続けるためには
家庭菜園はできるだけ面倒な作業を省くことで楽しみながら続けていくことができます。
そのためにも、まずは初心者向けの簡単手間いらずの野菜から始めてみることが大事です。
今回紹介した野菜(里芋・レタス・ニラ)は、筆者が実際に育ててみて簡単に育てられると実感したものとなっています。
初めから完璧を目指さず、ちょっとした失敗を楽しむくらいの気軽な気持ちでチャレンジしてみてくださいね♩
それでは素敵な家庭菜園ライフを!