春に種まきしたい野菜3選|プランターで簡単栽培できるものをチェック!

春に種まきしたい野菜3選|プランターで簡単栽培できるものをチェック!

寒い冬が明け、気温が安定してくる”春”。実は家庭菜園を始めるのにピッタリな季節なんです。

今回は、家庭菜園初心者や畑がないという方向けに、プランターで育てられて、なおかつ手間がかからない「春に種まきを行う野菜3選」を紹介します。

初心者が失敗しやすい、春まき野菜ならではの注意点栽培ポイントも解説するので、是非参考にしてみて下さいね♩

春に種まき(植え付け)できる野菜って?【野菜一覧】

春に種まき(植え付け)できる野菜にはどんなものがある?

春の気温は野菜の発芽や生育に適しているため、さまざまな野菜を育てることができますよ。

以下は、春に種まき(植え付け)できる人気の野菜一覧になります。あなたが気になる野菜はありますか?

果菜類

・キュウリ
・ピーマン
・ナス
・トマト
・カボチャ
・スイカ
・トウモロコシ

葉物類

・ホウレンソウ
・ミズナ
・コマツナ
・レタス
・ルッコラ

マメ類

・エダマメ
・インゲンマメ

根菜

・ダイコン
・ニンジン
・ゴボウ
・カブ
・ショウガ

春に種まきを行う野菜3選|プランターで簡単!

「上で見た野菜の中でも、どれを育てようか悩む…」という方のために、
初心者の方でもプランターで簡単に育てられる野菜3選をピックアップしました♩

ここでは、是非チャレンジしたい春まきの野菜の特徴や育て方のポイントを紹介します。

春におすすめの野菜①:リーフレタス

プランターで簡単!春に種まきを行う野菜3選

リーフレタスは、春と秋に種をまくキク科の野菜です。

結球するタイプのレタスと比べて”はるかに”育てやすく、プランターで簡単に栽培できます。

収穫までの期間も比較的早く、外側の大きくなった葉から順次収穫できるので長く楽しむことができるのが特徴です。

キク科の野菜は虫が嫌うにおいを発しているため、虫が付きにくいのも育てやすさのポイント♩

食害されることもほとんどないので、安心して家庭菜園を楽しめます。

サニーレタス、フリルレタス、グリーンリーフレタスなど、色々な品種の種が販売されているので、何種類か種をまいて、ベビーリーフサラダを作ってみるのもオシャレですよ♩

栽培ポイント

・種まきは4月~5月頃(発芽適温は15℃~20℃)

・収穫は5月~6月頃(だいたい1か月後)

・やや乾燥した状態を好むので水のやりすぎには注意

春におすすめの野菜②:ルッコラ

プランターで簡単!春に種まきを行う野菜3選

ルッコラも春と秋に種まきを行えるアブラナ科の野菜です。

胡麻のような香りと辛味のある味が特徴で好きな人も多いのではないでしょうか?

寒さや暑さに強くとても育てやすい野菜ですが、アブラナ科のため虫に食害されやすいという特徴もあります。

もし虫が気になる場合は、防虫ネットを張ることで被害を最小限に抑えることができます。

ルッコラは連続して同じ場所に植えることで発生する連作障害が起こる作物なので、まさにプランター栽培に適した作物です。

日当たりのいい場所に置いておけば、あっという間に収穫できますよ。

栽培ポイント

・種まきは3月~6月頃(発芽適温は15℃~20℃)

・収穫は5月中旬~6月頃(だいたい2か月後)

・真夏は生育が上手くいかないこともあるので早めに種をまく

▶︎若手農家が教えてくれるルッコラの育て方もチェック!

春におすすめの野菜③:カブ

プランターで簡単!春に種まきを行う野菜3選

カブはアブラナ科の根菜の一種ですが、プランターで簡単に育てることができます。

葉物野菜と比べるとほんの少しだけ中級者向けにはなりますが、コツを知っておけば誰でも栽培可能な野菜です。

立派なカブを収穫するためには、本葉5~6枚頃根の肥大が始まる頃の2回追肥が必要になります。

春におすすめなカブ栽培での追肥の様子

サイズによって大カブ・中カブ・小カブとありますが、おすすめなのは圧倒的に”小カブ“です。収穫までの期間が短く、失敗しにくいのが特徴です。

赤カブやサラダ用に品種改良されたカブなど、さまざまな種類があって、種選びも楽しいです。

スーパーでは切って売られている”カブの葉”の部分には、ビタミンやミネラルなどの栄養がたくさん含まれています。カブの葉を楽しめるのも家庭菜園の醍醐味ですね。

栽培ポイント

・種まきは3月~4月頃(発芽適温は20℃~25℃)

・収穫は5月~6月頃(だいたい2か月後)

・追肥をしっかり行う

▶︎若手農家が教えてくれるカブの育て方もチェック!

種のまき方とコツ|家庭菜園で知っておきたい基本

種のまき方とコツ

種まきの方法には「点まき」、「すじまき」、「ばらまき」の3種類があります。

それぞれのやり方とどんな作物に適しているかを解説します。

点まき

点まきは、一定の間隔で種を置くための凹みを作りその場所に2~3粒の種をまいていきます。種を置く場所の深さは、野菜の種類によっても多少違いがありますが、深くても1cm程度が目安です。

土をかける(覆土)ときは種をまいた場所の周りにある土を寄せるように行います。種が完全に隠れたら手で土を軽く叩くように鎮圧しましょう。しっかりと鎮圧を行うことで発芽もしやすくなります。

ルッコラレタスなどの葉物をはじめ、カブやダイコンなどの根菜やトウモロコシなどでは点まきで種をまきます。

すじまき

すじまきは、土の上をなぞり筋を付けた場所に種をまいていく方法です。筋の深さなどは野菜の種類によっても違いがありますが、1cm程度が目安となります。覆土は点まきと同様に丁寧に行います。

すじまきは、主にニンジンやネギなどで行われる方法です

ばらまき

ばらまきは、一度にたくさんの種をまくときに行われるやり方です。あまり頻繁に利用される方法ではないですが、芽が出にくいパクチーなどはばらまきで種をまくことがあります。

その他にも、レタスなどの葉物野菜をベビーリーフとして育てたいときなどにもばらまきで種をまくことが可能です。覆土の方法は、点まきやすじまきと同様のやり方で行います。

種の性質を知ろう|家庭菜園で知っておきたい基本

種の性質を知ろう

種には「好光性種子(こうこうせいしゅし)」と「嫌光性種子(けんこうせいしゅし)」の2つの性質で分けることができます。それぞれどんな特徴があるかを見ていきましょう。

好光性種子

好光性種子とは、発芽するのに光を必要とする種のことです。このタイプの種をまく場合は覆土は必要ないですが、そのままでは乾燥したり風や雨で流されてしまうことがあるので、種を押さえる程度に覆土をしましょう。

野菜ではカブやニンジンなどが好光性種子と言われています。

嫌光性種子

嫌光性種子は、光を嫌う性質を持った種子のことです。光があると発芽が抑制されるので種をまいたあとはしっかりと覆土する必要があります。

野菜ではウリ類の野菜やトマトなどが嫌光性種子と言われています。

春まき野菜で注意したいポイント

春まき野菜で注意したいポイント

トウ立ちに気を付ける

春に種まきを行う野菜は、トウ立ちしやすいという特徴もあります。

トウ立ちとは、”花がつく茎がぐんぐん伸びてきた状態”のことを言います。

トウ立ちしてしまうと硬くなったりして美味しくなくなるので、収穫の適期を迎えたら早めに収穫してしまうことが大事です。

雑草対策

春まき野菜で注意したいポイント

秋・冬と比べ、春・夏は雑草が繁殖しやすい時期でもあります。

プランター栽培ではそこまで心配する必要はないですが、雑草が発生したらこまめに抜き取るようにしましょう。

まだ間に合う!あなたも春まき野菜を育ててみよう

いかがだったでしょうか?

今回は、おすすめ春まき野菜3選と、それぞれの栽培ポイントや種まきの方法を解説しました。

種をまく際はその野菜がどんな性質を持っているか知り、それに合わせた方法で行うのが失敗しないコツです。

紹介した3つの野菜「リーフレタス」「ルッコラ」「カブ」、どれも簡単に栽培できるので是非挑戦してみて下さいね♩

▶︎若手農家が教える「簡単な野菜の育て方」もチェック!