ピザやパスタなど、イタリアンによく使われる「バジル」。
最近はキッチンやプランターで育てている人も多いのではないでしょうか?
風味や香りが特徴的なバジルですが、きちんと保存しなければ味や香りが落ちてしまうことがよくあります。
そこで今回は「バジルの保存方法」について詳しく紹介します。
生バジルの常温保存や冷蔵保存だけでなく、バジルペーストにする方法、オイル漬けや塩漬けで保存する方法も解説!
さらに、ミルを持っていなくても細かいドライバジルを簡単に作る方法も紹介するので、さまざまなバジル料理を楽しめますよ♩
乾燥に弱いバジル。保存に少しコツが必要
「バジルを冷蔵庫に入れておいたら黒く変色した」という経験はありませんか?
これは冷蔵庫の冷気が原因で、切り口の所から酸化が進んでしまっています。簡単に言うと腐ってしまった状態です。
「ハーブは乾燥に強い」といわれますが、バジルは乾燥に弱い植物。特に根のついていないバジルは水分にも弱く、とてもデリケートです。
「常温」「冷蔵」「冷凍」いずれの方法でも保存できますが、正しく行わないとすぐに腐らせてしまうことになりかねません。寒さや湿度に気をつけて取り扱いましょう。
バジルを常温保存する方法
バジルを常温で保存する方法は、主に「生で常温保存する方法」と「乾燥させて常温保存する方法」の2通りあります。
それぞれのやり方やコツ、日持ちする期間もご紹介!
生で常温保存する|保存期間1週間
バジルは茎についたままの状態であれば、常温で保存できます。
3分の2程度のバジルの茎が水に浸かるようコップなどに入れて、ラップをかけて保存しましょう。葉が濡れると劣化の原因になるので注意が必要です。
また、高温多湿な夏は特に腐りやすいので、こまめに水を変えてあげることも大切です。
この方法で1週間ほど保存ができます。
乾燥バジルにして常温保存する|保存期間半年
バジルを乾燥させて「ドライバジル」にしてしまえば、約6か月ほど長期にわたって保存が可能です。
また、さまざまな料理に手間なく使えるので、とても便利な保存方法です♩
バジルを細かくする方法
ミルを持っていない方でも、バジルの葉を細かくできる簡単な方法をご紹介します。
- バジルの葉についた汚れと水分を、キッチンペーパーでよくふき取ります。汚れや水分が残っていると、細菌やカビの増殖、劣化の原因となります。
- 葉同士が重ならないようにお皿に並べたら、電子レンジで1分加熱します。乾燥して葉が茶色くなってくるので、色が変わったら1度電子レンジから取り出してください。
- 手の平で擦るように潰すと、だんだん粉末状になってきます。(熱いので注意)細かくなったら、再びキッチンペーパーに乗せて、電子レンジで30秒から1分加熱します。
- これを繰り返し、水分が葉から抜けて完全に乾燥したら、消毒した保存容器に入れてドライバジルの完成です。
バジルを入れるふりかけボトル
こちらは細かく注げるふりかけボトル。フタ付でホコリなどの侵入を防げるほか、熱湯消毒もできて衛生的です。
ふりかけボトルとのことですが、我が家ではハーブ類を入れております。
オレガノとかバジルとかパセリとかローズマリーとか…
さっと取り出して料理や具材にパラパラふりかけるのによく合ってます。
蓋もしっかり閉まるので何もしなくても極端に湿気たりしないです。すくなくともハーブ類容器として使っている限りはダマになったりはしてません。
ある程度出口が太いのでローズマリーのように大きさがある材料でも問題なく出てきます。ご参考になれば幸いです(^_^)(出典:Amazon)
バジルを冷蔵保存する方法
冷蔵庫で保存する方法は、「すぐに使い切るとき」と「すぐには使い切らないとき」の2通り。
それぞれやり方やコツ、保存期間をご紹介します。
すぐに使い切るとき|保存期間1〜2日
1~2日で使う場合は、まず水を入れた容器にバジルの根の部分をさして、ポリ袋をかぶせます。
袋の口の部分を輪ゴムで止めて密封状態にしたら、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
すぐには使い切らないとき|保存期間1週間
すぐに使い切らない場合は、バジルの劣化を防いで新鮮さをキープする工夫が必要です。
まず、湿らせたキッチンペーパーを保存容器に敷きます。冷蔵庫は特に乾燥しやすいので、バジルの周りの空気が乾かないようにしておくためです。
その上にバジルを置きます。バジルの葉はとても傷つきやすいので、ぎゅうぎゅうに詰め込んだりしないよう、ゆとりのある保存容器を選んでください。
また、水滴が葉につくと劣化しやすいので、葉自体は洗わなくてOK。葉を容器に並べたうえから、湿らせたペーパータオルをもう一枚被せて蓋をします。
この状態で保存しておけば、1週間ほど新鮮な状態をキープしたまま保存ができます。
ガラスの保存容器
模様の種類が11パターンと豊富な、見た目もおしゃれなガラス容器です。用途によって大きさが選べる、うれしい4個セット。
どうせ買うなら絵柄付き!と思い購入。中身もちゃんと見えるしかわいいし、オススメです。ガラス製の為、匂いが付かず良い。(出典:Amazon)
バジルを冷凍保存する方法
冷凍庫で保存する方法は「ラップで包んで保存」と「ポリ袋に入れて保存」の2通り。
それぞれやり方やコツ、保存期間をご紹介します。
ラップに包んで冷凍する|保存期間1ヶ月
ラップに包んで冷凍すれば、1か月間も日持ちします。
まずはキッチンペーパーで軽く汚れを落とした葉を、重ならないようにしてラップに包みます。
このまま冷凍庫に入れても良いのですが、他の食材に揉まれて葉が重なってしまう可能性もあるので、念のため冷凍用の保存容器に入れて保存しましょう。
調理するときは、凍ったまま使用します。
1度冷凍したものを解凍してしまうと、バジルの命である香りが逃げてしまい、見た目も食感も悪くなるので注意してください。
ポリ袋に入れて冷凍する|保存期間1ヶ月
ポリ袋に入れて冷凍保存する方法でも、1か月間も日持ちされられます。
やり方は簡単。まずバジルの葉だけを摘んで、ポリ袋に入れます。
空気を完全に抜いてしまうと葉同士が密着してしまうので、少しだけ空気を入れて口を結び、冷凍庫で保存しましょう。使いやすい大きさに刻んでから保存してもOK。
こちらも解凍せずに料理に使った方が香りは飛びません。
冷凍保存に使えるキッチンポリ袋
ポリ袋は大容量のものがおすすめ。200枚×3箱で1,000円をきるとてもお得なポリ袋です。マチがついていて使いやすく、冷蔵にも冷凍にも使えます♩
すぐ裂けたり破れたりはしないです。全体的にエンボス加工がされており、細かいドット柄があります。それによって多少袋が開きやすくなってます。指がカサカサに乾燥していても、指先でこすると袋を開けられます。
袋のサイドに4cmのマチがあるので、小さい袋ながらも結構量は入ります。1箱に200枚も入っているので、毎日食品保管に使っても、なかなか無くなりそうにありません。(出典:Amazon)
オリーブオイル漬けにして冷凍する|保存期間1ヶ月
こちらは初めて聞くと驚くかもしれない保存方法です。
オリーブオイルに漬けて保存することで、バジル本来の香りが逃げにくいうえに、約1か月と長期保存ができます。
みじん切りにしたバジルを冷凍用の保存袋に入れて、ひたひたになるくらいのオリーブオイルを加えるだけ。
できるだけ薄〜くのばし、平らにして保存しておけば、使いたいときに取り出しやすくなります。
料理に使う際は、30分ほど冷蔵庫において解凍してから使いましょう。バジルソースとして、カプレーゼやパスタに使いたいときにおすすめです。
ニンニクや鷹の爪を一緒に入れておいても美味しいです♩
「バジルペースト」の保存方法|保存期間2週間〜約1か月
「バジルペースト」として保存する方法も。バジルの葉をニンニクや松の実(クルミやナッツ、アーモンドもOK)、粉チーズなどのお好みの食材と一緒にフードプロセッサーで混ぜ合わせてペースト状にします。
フードプロセッサーがない場合は、すり鉢やミキサーで代用可能です。
包丁でひたすら細かく刻む方法もありますが、包丁+すり鉢orミキサーなど合わせ技を使うと手間が省けます。
保存容器にオリーブオイルをひいてコーティングしてから、ペーストを入れて保存しましょう。
冷凍保存する際は、保存袋に入れて薄く平たい状態にするか、浅めの製氷機に入れて冷凍しておくと使いやすいです。
冷蔵保存の場合は2週間、チーズなしであれば1か月、冷凍保存の場合は1か月日持ちします。
バジルが約1年長持ちする「塩漬け」の保存方法
バジルは塩漬けにすれば、約1年持ちます。
洗って水分をふき取ったバジルの葉を、底が隠れる程度の塩を敷いた瓶に入れます。その上からまた塩を入れ、バジルを入れる…これを交互に行い、しっかり蓋を閉めて冷蔵庫で保存しましょう。
塩には吸水性もあるので若干しっとりしますが、風味が損なわれることなく保存できます。
料理に使う際は、洗うか塩抜きをして余分な塩を落とすことで、絶妙な塩加減になり美味しさもアップ♩
また、保存に使った塩にはバジルの香りが移っているので、パスタを茹でるときや料理の味付けに”ハーブソルト“として使えます。
バジルを目的に合わせて保存しよう
・冷凍保存 → ラップ・ポリ袋に包んで保存 or オリーブオイル漬けにして保存|1か月
・長期間日持ちさせたい → バジルペーストで冷蔵・冷凍保存(1か月)or 塩漬けで冷蔵保存(1年)
いかがだったでしょうか?
バジルはつくりたい料理に合わせて保存方法を工夫すると、新鮮さをキープできるうえに便利に使えて、時短にもなります。
用途によってバジルを正しく保存して、優雅な料理を楽しんでくださいね♩
それではまた!