【家庭菜園】ラディッシュの育て方|プランターで育てる方法や栽培ポイントを解説

オシャレサラダでよく見かける色鮮やかな野菜「ラディッシュ」。

「二十日ダイコン」とも呼ばれ、種をまいてからたった20日で収穫できるのが特徴です。

栽培も簡単なため家庭菜園初心者の方にもおすすめの野菜のひとつです。

そこで今回は、プランターでのラディッシュの育て方発生しやすい病害虫など、栽培する上での注意点をわかりやすく解説します。

ラディッシュの特徴

ラディッシュの特徴

ラディッシュは、和名で二十日ダイコンとも呼ばれるアブラナ科の野菜のひとつです。

元々はヨーロッパで自生していた小型のダイコンで、日本には明治以降に入ってきたと言われています。

種をまいてからわずか20日で収穫できるラディッシュは、病気や害虫にも比較的強く、小さなプランターで手軽に育てられることから、家庭菜園初心者の方に大人気の野菜です。

ラディッシュの品種

ラディッシュと一口に言っても、色んな品種があります。

どれも同じ方法で栽培できるので、あなたが気になったものを育ててみてくださいね♩

赤丸ラディッシュ

ラディッシュの特徴

まずは、ラディッシュの代表品種「赤丸ラディッシュ」です。

ラディッシュと言えばこちらをイメージするのではないでしょうか?

直径2cmほどのかわいいサイズが特徴で、サラダをはじめピクルスなどにするのもおすすめです♩

カラフルファイブ

ラディッシュの特徴

カラフルファイブは、種苗メーカーのサカタの種から販売されている品種です。

赤・白・ピンク・紫・薄桃紫色の5色のラディッシュの種がミックスされています。

形は球形や楕円形で、カラフルな彩りが欲しいときにおすすめです。

白長はつか大根

ラディッシュの特徴

白長はつか大根は、白色で長細い形が特徴のミニ大根です。

サラダや漬け物などにするとシャクシャクという歯応えが最高です。

「畑がないけど気軽に大根を育ててみたい」という方にピッタリです♩

ラディッシュの栽培時期・栽培スケジュール

ラディッシュの栽培時期・栽培スケジュール

基本的には、寒い時期を除いて1年中栽培可能です。

植えてからあっという間に収穫の時期になるので、年に数回収穫できますよ。

冷涼地

種まき:3月下旬~9月末
収穫:4月下旬~10月末

中間地

種まき:3月中旬~10月末
収穫:4月中旬~11月末

暖地

種まき:3月上旬~11月末
収穫:4月上旬~12月末

ラディッシュの種まき

ラディッシュ栽培は、手軽に始められるプランター栽培がおすすめ!

プランターを利用した簡単なラディッシュの育て方を紹介します。

用意するもの

・ラディッシュの種
・プランター
・野菜用の培養土(肥料入りだと◎)
・鉢底石 or 赤玉土

 

ラディッシュの種を探す

プランター栽培の場合、肥料入りの培養土がおすすめ。追肥の手間がなく便利です。

ラディッシュは多湿を嫌うので、プランターの底には鉢底石や、赤玉土など排水性の良好な資材を入れておきましょう。

種まきの手順

まずはじめに、土を入れたプランターに種をまいていきます。

種まきの手順
1.手や棒などを使って土に1cmほどの深さの溝を作る
2.溝の部分にすじまきで種をまく
3.種をまき終えたら覆土して水やり
4.発芽するまでは乾燥しないよう毎日水やりを行う

▶︎「すじまき」とは?基本の種まきの方法をチェック!

ラディッシュは好光性といって、発芽するのに光を必要とするタイプの植物です。

そのため、覆土の際は種が流れない程度に薄めに土をかけてあげると発芽しやすくなりますよ。

ラディッシュの手入れ

間引き

ラディッシュの育て方

ラディッシュは種をまいてから4~7日程度で発芽してきます。全体の発芽が揃ってきたら1回目の間引きを行いましょう。

1回目は混みあっている部分や生育の悪いものを中心に、株間が大体3~4cmくらいの間隔になるように間引きます。1回目の間引きでは風通しがよくなればいいので、株間の間隔はそれほど神経質になる必要はありません。

2回目は、本葉が3枚以上になったころを目安に5cmほどの間隔になるように間引きをします。間引いた後は、ぐらついたり倒れてしまうことがあるので軽く土寄せしてあげると安心です。

生育の良し悪しを見る際は、真っすぐ伸びていて茎が短く、太いものを残せばOK♩

立派なラディッシュを収穫するためにも、見極め方を覚えておきましょう!

水やり

種をまいてから発芽するまでの間は乾燥させないように毎日水やりをしてください。このとき、勢いよく水をかけてしまうと種が流れてしまうことがあるので慎重に水やりを行いましょう。

発芽後は、土の表面が乾燥してきたなと感じたら水やりします。収穫が近づいてきたら水やりの頻度を多くすると大きいラディッシュを収穫することができます。

ラディッシュは多湿状態になると病気になってしまうことがあるので、水のあげすぎには注意してください。

土壌の水分は多すぎず少なすぎず、適度な状態を保つことが重要!

追肥

ラディッシュは、生育期間が短いので、元肥や培養土に含まれる肥料だけでも育てることができます。

もしも「何か元気がないな〜」と感じたときは、肥料を追加して栄養を補ってあげるとGood!

追肥の際は、粒状の化成肥料か液肥を混ぜた水で水やりを行うのもおすすめです。

▶︎家庭菜園の追肥について見てみる

ラディッシュの収穫

ラディッシュの育て方

ラディッシュの収穫時期は、春~夏の時期で20~30日秋~冬の時期で30~40日程度が目安です。

見た目の目安としては、地面から少しだけ見えている根の部分が2cmほどになったら収穫しましょう♩

ラディッシュの育て方

ラディッシュはあまりにも大きく育てると割れたり食味が悪くなってしまいます。程よい大きさになったら早めに収穫を行います。

また、収穫後はすぐに根と葉の部分を切り離すのがポイント。水分が抜けてパサパサな食感になるのを防げます。

ラディッシュ栽培で注意するべき病害虫

発生しやすい病害虫

病気

・菌核病
・白さび病
・立ち枯れ病
・軟腐病

ラディッシュは、生育期間が短く病気にも強い野菜なので病気の心配はほとんどないですが、高温多湿状態になると上記の病気にかかることがあります。

病気の発生を防ぐには、適度な追肥と水やりを行うように心がけましょう。

害虫

・アオムシ
・カブラハバチ
・アブラムシ

ラディッシュには、上記の害虫が発生することがあります。

アオムシカブラハバチは見つけ次第捕殺しましょう。

アブラムシが発生してしまった場合は、除去するのが難しいのでスプレータイプの薬剤を使用するのがおすすめです。

また、ラディッシュを植えているプランターの周辺が雑草だらけになっていると害虫が発生しやすくなります。こまめに除草しておきましょう。

ラディッシュ栽培で気を付けたいポイント まとめ

ラディッシュ栽培で気を付けたいポイント

・ラディッシュを植える際は日当たりの良さと排水性に注意
・ラディッシュは連作を嫌う。同じ場所で連続して作る場合は土を変える
・肥料の与えすぎは病気の原因になる。追肥は基本不要
・収穫が遅れてしまうと割れたり食感が悪くなる。収穫適期を逃さないように
・密植は生育不良や形に影響する。間引きで調整する

ラディッシュで家庭菜園の楽しさを味わってみよう!

ラディッシュで家庭菜園の楽しさを味わってみよう!

ラディッシュは発芽適温や生育適温の幅が広いため、真夏と真冬を除いて1年中栽培可能な野菜です。

発芽から収穫までの期間も短く、プランター栽培に適しているので、家庭菜園を始めてみたい方に特におすすめ♩

日当たりが良好な場所であれば室内でも育てることができるので、この機会にあなたもラディッシュ栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?